SEO対策

【SEO対策】ロングテールキーワード選定、私はここを失敗した【正しい手段も説明します】

思えば、初めてブログ執筆に取り組んだのは、2015年の1月でした。

半ば諦めていたSEO対策。もう狙った記事で検索上位には上がれないと思い、ならば(何が当たるか分からないのだから)もう思い付くキーワードで何でも書いてしまおうと決意した、2017年。

勿論、そんな下手な鉄砲数撃ちゃ当たる的な方法ではどうにもならず、2018年からはブログ自体を諦め、時間のある時に経過報告をする程度の目的で利用しておりました。

しかし。遂に分かりました。


それは、私の方法が悪かったのだと。

ジョージ

SEO対策と言われても理解できず、とにかく始めてはみたものの、成績が中々良くならない。
一体どうすればいいんだ……


この記事は、そんなあなたに贈りたい。

ロングテール? キーワード選定? 100記事書く? 色々言われていますよね。執念と根性で喰らいつく、といったイメージを持たれている方も、わりと多いのではないでしょうか。

SEO対策で必要なのは、タイトルでありキーワードです。それはなんとなく、分かる。でも実は、それよりも先に把握しておかなければならない事がありました。

これを書いている2020年3月、私もまだまだ駆け出しです。

何度でも0から、の心構えで今一度、『SEO対策、ロングテールキーワードとは何か』といった事を、一緒におさらいしましょう。

なおこの記事を読むことで、ロングテールキーワードの探し方を覚え、ロングテールSEOの知識が身につく事を目的としています。


ここに断言します。


下手な鉄砲は数撃っても当たりゃしません(体験談)。


一人でも多くの方が、私のようにSEO対策で躓くことのありませんように。

Contents



スポンサーリンク


ロングテールキーワードの攻略に必要なのは、まず知識だ。

数撃っても当たるようにするためには、どのような記事を書いていくのか、そのストーリーを把握しなければなりません。

ご参考までに、『ロングテールキーワード』というものを理解するためには、まず『ロングテールとは何ぞや』ということを理解する必要があります。

『ロングテール』の由来

たとえば、あるお店に商品を売るための棚があったとしましょう。そこには10個の商品が並んでいて、顧客を待ち構えています。

この時、この10個の商品というものは均等に売れる事はなく、必ず偏りが出てきます。
具体的に言うと、10個の商品中、売れ筋商品となるのは2個で、残り8個はほとんど売れないらしいのです。

これをパレートの法則と呼ぶのですが、まだインターネットが普及していなかった頃は、この『売れ筋商品』というものをいかにして売るか? というところが勝負所で、セールスマンの重要な責務でした。


ところが、これはお店にセールスマンが立っていて、モノを売ると仮定した場合の話です。


現代のように、インターネットで気軽に買い物ができるようになってからは、何も2個の商品だけに絞ってセールスをせずとも良くなりました。

よく売れる訳ではなくても、棚に並べておけばとりあえず誰かは買ってくれます。

すると不思議なことに、売れ筋商品2個の売れ行きと、残り8個の商品の売れ行きは、ほとんど同じとなったそうです。

この商品販売数を示したグラフが、まるで長い尻尾のように見える様から、『ロングテール』という言葉が誕生したそうです。

つまりロングテール戦略とは、この『売れ筋ではないが、すべて集めると売れ筋商品に匹敵する8個の商品』に焦点を当てて対策していく、という手段ということですね。

ビッグキーワードとロングテールキーワード

ところで、インターネットでものを買うためには、まずキーワードを入力して検索する必要がありますよね。

このキーワードにも、やはり『よく検索されるキーワード』と、『そうでないキーワード』があります。

そこで、インターネットで検索するためのキーワードは、大きく以下2つのカテゴリに分けられます。

  • ビッグキーワード……大体は1~2個からなる検索語句の組み合わせで、検索流入がとても多いキーワード。上位表示が難しい。
  • ロングテールキーワード……3~4個からなる検索語句の組み合わせで、検索流入は少ないが、目的がある程度限定されるキーワード。上位表示が比較的簡単。

ビッグキーワードは検索流入が多い、『iPad 購入』のようなワードです。
ロングテールキーワードは、ひとつ踏み込んで『iPad 購入 安い』のようなワードです。


ロングテールキーワードは、検索流入自体は少ないものの、その目的が明確になっているものが多いので(安いiPadの購入方法はないものか等)、結果にコミットする事が多いという訳なのです!


いやー。『結果にコミット』って、一度言ってみたかったんですよね。

ロングテールSEOとは? 狙う場合の注意点について。

私が最も勘違いしていた重要なポイントについてお話します。

いや、勘違いしているのは私だけかもしれませんが、お読み頂けると確実かと思います。

ビッグキーワードで上位表示をさせることは難しい。だから、ロングテールキーワードを狙って、確実にPVを向上させよう。

それが、ロングテールSEOです。


……ですが、注意点はそれだけではなかったんです。


ロングテールキーワードを使ったSEO対策は、確かに検索語句3~4個の上位表示を狙った記事作成です。

しかし、闇雲にロングテールキーワードを使った記事を作成しても、それがジャンルごとにたった1ページでは効果がありません。

私はここを勘違いしており、総勢300記事からなるブログを2年かけて作成し、そして見事、撃沈しました。

どこかで『重複したページは減点対象』というのを見て、「1サイト内でキーワードが被るのはよくないんだ!」と勘違いしてしまったんですよね……。

正しくは、キーワードが被ることが悪いのではなく、記事の内容が被ることが悪いのです。

300記事も書いたのに、1日のPVは僅か10~100PV。1日の収益は100円未満。
そりゃあ、やる気も無くなるってもんです。むしろ、再び立ち上がった自分を褒めてあげたい。

ロングテールキーワードを使った記事を沢山書くのは良いとして、一体どこに向かって書くのか? 目標はどこなのか?

そこが無ければ、ゴールの無いマラソンを延々と続けるだけになってしまいます。

「テストで100点取りましょう! ただし満点は100点ではないけどね?」と言われているようなものです。

もし私のように勘違いされている方が居たのなら、良い機会です。これから話す対策のように、記事の書き方を修正してみるのはいかがでしょうか。

ロングテールキーワード選定の方法について。

さて、ここからはロングテールSEOというものを真面目に追求してSEO対策へと繋げていくために、どのようにしたら良いのかをお話していきたいと思います。

まずは、記事の構造から説明していきましょう。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ

この諺が最も適切だと思いますので、そう書かせて頂きます。

ロングテールキーワードを使った記事を作成するのは良いとして、目標はどこなのか? といった事をお話したかと思います。

目標はこうです。


ロングテールキーワードを網羅し、ビッグキーワードの順位を獲得する!


これでした。これだったんです。

サイト内で目的とする、上位表示させたいビッグキーワード。それに関する複数の関連キーワードを調べ、ビッグキーワード記事のPVに繋げていくために、ロングテールキーワードを持つ記事をいくつも作成していく。

そのロングテールキーワード記事は、ビッグキーワード記事への導線となるものです。より大きなものに向けて、小さなものを集合させていくのです。

まさに、急がば回れ戦略。すぐに成果を出すことは難しいかもしれませんが、こうして記事を積み重ねて行くことで、少しずつ順位に変化が生じてきます。

ただロングテールキーワードに最適な記事を1つ作るのではなく、ビッグキーワードの獲得に向けた、複数のロングテールキーワード記事を作成していくのです。

Ubersuggestを使った、具体的な方法。

Googleのキーワードプランナーが一番メジャーなんですが、ここではあまり見かけないUbersuggestを使った方法を書いていきたいと思います。
Googleさんの方法については、『SEO キーワードプランナー』なんかで検索をすると、山程方法が出てきますよ。

ということで、何はともあれUbersuggestさんにアクセスしましょう。

https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

出典:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策

そこに、自分が構築しているサイトが上位表示を獲得したいビッグキーワードを入れ、検索をかけます。

すると、指定されたキーワード以外にも、『キーワード候補』となるキーワードが沢山表示されます。

出典:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策

画像は『iPad 購入』で検索したものですが、『iPad購入おすすめ』や『iPad購入方法』などのキーワードが表示されていますね。

『ボリューム』は1ヶ月あたりの検索回数です。Ubersuggestでは、SEO難易度やクリック単価までざっくり表示してくれるので、とても見やすいですね。


これが、ロングテールキーワードとなります。


あとは、そのロングテールキーワードを分類しましょう。分類の単位は、検索の目的です。

たとえば、『iPad 購入 安い』と『iPad 安く 買う』という2つのロングテールキーワードは、文字は違いますが検索の目的は一緒です。なので、同じカテゴリとします。

こうして分類していくと、ロングテールキーワードはいくつかのカテゴリに分かれると思います。

それは検索してくる層が求めている、ニーズを満たす記事となります。

『iPad 安く 買う(iPadを安く買う方法が知りたい)』『iPad 購入 おすすめ(おすすめのiPadの種類を教えて欲しい)』といった複数のニーズを満たし、最終的に『iPad 購入』といった、ビッグキーワードの表示順位を上げていこうというわけです。

いかがでしょうか。闇雲にロングテールキーワードを模索して記事を増やしていた頃とは、明らかに戦略性が違うと思います。

……ただし、検索順位というのは常に相手との戦いです。ロングテールキーワードを網羅したとしても、検索順位が安々と上がるとは限らず。

ここは、ある程度長い目で見て、上がったらラッキーくらいに思っておかなければ厳しそうですね。


でも、それだけの数積み重ねたロングテールキーワードの記事は、必ず無駄にはなりません。

……という事を証明するために私、これからこのブログに記事を山程突っ込んでみる作業というものに、挑戦しようと思っております。

まとめ

  • ロングテールキーワードとは、検索数が少ないが上位表示されやすいキーワードを基に記事を書くこと。
  • ひとつのビッグキーワードに目標を定めて、複数のロングテールキーワードからなる記事を作成し、導線としていく。
  • ビッグキーワードの検索順位が上がる事にはそこまで期待しない。



知っている人には当たり前の事なんでしょうが、私にとっては目から鱗の内容でした。

いやー。これでもブログ経験5年目なんですけどねえ……。

どこかの漫画で、『集中する』とは『常に思考を巡らせることだ』と書いてあった気がします。

日々、勉強ですなあ。

スポンサーリンク

-SEO対策

© 2024 日々勉強。