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【SEO】ブログ記事を複数に分けて投稿する時の注意点【失敗談】

レベッカ

この記事、なんだかすごく長くなっちゃったわ……。
そうだ! 複数のページに分けて投稿することにしましょう。
記事が分かれればPVも増えるし、良いことずくめね!



その案、ちょっと待った。



複数のページに分ける事そのものには、明確なメリット・デメリットがあります。

ページを分けることを『ページネーション』と言いますが、特にWordPressを利用している場合には、プラグインなどで気軽にできるようになっています。

ただ、記事を分ける場合に方法を間違えると、分割のメリットが失われるばかりか、全体のSEOにも影響が出てしまうため、注意が必要です。

過去の私が失敗したことなので、忘れないようにメモしておきます。

ブログ初心者でもできるように意識して書いていきますので、よろしければ最後までお付き合いください。

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ブログ記事を複数に分けて投稿する時の注意点

ブログ記事は文章量が多くなると、縦スクロールが増えていきます。

長文の記事を書いた時、あまりに過剰なスクロール量だと不便になってしまうため、記事をある程度の段階で分割するというわけです。

これは、以下のような効果が見込めます。

  • ページを分割することにより、PVが上昇
  • ページの滞在時間が増えるケースがある
  • ユーザーに一部分をシェアしてもらえる可能性が高くなる


もちろんデメリットもあり、それは後述しますが、それを加味しても検討の余地があります。

ただし、『新規投稿』として複数ページに分割することは、おすすめできません。

その理由は以下です。

同一タイトルの記事が増えてしまう

たとえば、1つの長い記事を複数の投稿で分割したとすると、以下のようなタイトルを付ける事になります。

『自動車とは』という長いページを分割する

  • 自動車とは①
  • 自動車とは②
  • 自動車とは③
  • etc...


Googleには、同一ドメインが持っている似たようなキーワードを持つ記事を最大で4ページまでしか表示しないという制約があります。

4ページまでなら表示してくれるという訳ではなく、基本は1ページしか表示しません。

この場合、意図せずして『似たようなキーワードを持つ』ページが同じサイト内で3つに増えてしまった事になります。


こうなってしまうと、上記ページのうちどれか1ページだけが上位表示され、後は評価が低迷することになってしまいます。


それだけならばまだ良いのですが、評価が分散されてしまった結果、『1ページも検索結果に上位表示されない』という問題が発生する可能性もあるんです。

複数投稿で記事を分割しようとすると、こんな失敗をすることがあります。

知らないとついついやってしまう『複数ページ分割』ですが、分割の仕方には注意が必要なんです。

ページ分割にはデメリットもある

そもそも、『ページ分割』という行為自体にデメリットもあります。

  • サイトの読み込み速度が遅いとユーザーが離脱する
  • 次ページへの期待値が低いと余計にユーザーが離脱する
  • ページ分割を嫌うユーザーが一定数存在する


ページ分割を行う時には、こういったデメリットがあることも踏まえて利用する必要があります。

また、そもそもページ分割をした時に、1ページあたりの表示文字数が1,000文字なんていう事になってしまうと、ユーザーにとって不便です。

ブログに慣れていない多くの人は、1記事あたり2,000文字を書くことも大変という状況になりがちですから、この場合は1ページで十分になります。

人が1分あたりに読む文字量は、400~600字程度です。つまり、1ページあたり1,000文字というと、『ほぼ閲覧を始めた瞬間に最後まで読み切ってしまう』という事態が訪れてしまいます。

ページ分割を試みる時にはこれらの要素に気を使いながら、ユーザーにとって最適な情報量となるように調節する必要が出てきます。

長いブログ記事を分ける方法

さて、ブログ記事を分ける場合の注意点とデメリットが伝わっていれば幸いです。

それを踏まえた上で、なおメリットの方が大きいと判断した場合の、ブログ記事の分け方についてご紹介します。

なお、基本的には長いブログ記事を分割する事を想定しています。

コンテンツの内容で分割する

この問題の最も最適な解決方法は、『長いページを文字量ではなく、コンテンツの内容で分割する』ということです。

たとえば上記の『自動車とは』という長い記事で考えた場合、以下のように分けます。

  • 自動車とは
  • 自動車 種類
  • 自動車 価格
  • 自動車 維持費
  • etc...


このように分割すると、ページごとにタイトルも変える必要が出てきます。

異なる独立した記事として扱い、内容を1ページごとに完結させることです。


色々調べましたが、これが現状最も最適な解決方法です。

異なる内容で複数のページを作成した後は、大元の括りとなる『自動車』などのキーワードで他の記事への導線となる『まとめページ』を作ってあげると、よりユーザーに親切です。


なお、このように記事の内容でページを分割することは、ユーザーの検索するキーワードごとに記事を作成する事にもつながり、SEOでも有利になります。

『rel=prev/next』は廃止された

以前は、ページネーションに対する解決方法として、『rel="prev"』『rel="next"』をそれぞれ記述していくことで、1つのまとまったコンテンツとして認識させる方法がありました。

しかし、これはGoogleが2019年3月にサポート終了した事が明らかになっています。


なお、正式にサポート終了する前から実は機能していなかったということです。

Bingでは機能しているということで、100%無駄というわけではないのですが。


2020年7月現在は、『rel="prev"』『rel="next"』に代わる新しいページネーションのガイドラインが作成されている最中のようです。

ページ分割自体は必要な機能だと思いますので、もっと便利に利用する手段が生まれるのでしょう。

細かくブログ記事を分けるくらいなら、1ページの方がいい

ブログを運営して始めの頃は、『記事数が多い方が有利』なんていう言葉に惑わされて、ついつい1ページで構わない記事を複数に分割しがちです。

私もその1人だったのですが、結果として評価は上がらず、苦戦の日々が続きました。


結局、『上質な記事の数が多い方が有利』ということなんですよね。


ということで、スクロールが極端に大変でなければ、原則1ページで良いと私は判断し、現在は記事を作成しています。

このブログにも7,000文字や8,000文字の記事がそこそこありますが、今のところ分割する予定はありません。


調べてみたら『rel=canonical』を使うなど、難易度の高い方法もいくつかあったのですが、あまり初心者に優しくないと思いましたので、この記事からは外しております。

あなたのブログの評価が上がる事を願っております。

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