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ブログで無理をせずに『ブルーオーシャン』をつくる方法

ジェニファー

ブログやろうって言っても、もう色んなブログがあるし……。
どの記事もクオリティ高すぎだし、今から手を出してもダメな気がする。
でも、後発でも伸びていくブログってあるよね。どうやってるの?



そんな疑問を感じた今こそ、『ランチェスター戦略』を覚える時です。


本業で赤字○億という会社を再生するに当たり、『すごい人の真似をしても勝てない』ということを身をもって体験しました。そんな経験から、分かっている事を共有します。

この記事では、ブログを前にしてこんな悩みを抱えてしまう方に向けて、対処法を書いていきます。

  • 今からブログに手を出しても遅くない?
  • ブログにおけるブルーオーシャンって何なの?
  • どうやってブルーオーシャンを開拓していけばいい?


先に結論からお話すると、「今からブログやっても遅くない?」に対しての回答は、こういうモノはアクセスがある限り、『どのタイミングであろうが、遅すぎる事はない』です。

Youtubeなどの動画が出てきて、テレビCMの効果が落ちたかと言えば、そりゃあ全盛期から考えると落ちたかもしれませんが、それでもCMってなくなりませんよね。そんなイメージです。

重要なのは、集客できるかどうかです。ブログに手を出すのが遅いかどうかは、それをもとに判断しましょう。


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ブログで無理をせずに『ブルーオーシャン』をつくる方法

ブログというのは個人が始めるビジネスですから、もしビジネスで成功したいと考えるのであれば、ビジネスについても学ばなければなりません。

重要なのは、以下3点を網羅することです。

  1. 優位性をつくる
  2. 優位性をかけ合わせる
  3. 強きに立ち向かわず、弱きを吸収する


そして、これこそが『ランチェスター戦略』の基本的な考え方でもあります。

順番に見ていきましょう。


ブルーオーシャンポイント①:優位性をつくる

まず、すべての始まりは『優位性をつくる』ことです。これナシにブルーオーシャンは語れません。

なんとなく、『ブルーオーシャン』と聞くと、誰もまだ試したことがない未知の分野のように感じられるじゃないですか。

確かに本来の意味はそうです。ですが『未開拓の分野』というのは、そもそも『物事の掛け合わせ』から生まれるんです。ここがとても重要です。

だから、まずは優位性をつくらない事には話が始まりません。

自分が、他者よりも優れている点。そこで勝負するというのは、とてもシンプルで分かりやすいです。

ただ、こういった話をすると「そんなに取り立てて、トップになれる優位性なんて持っていないし……」と考える方が多いのではないでしょうか。

大丈夫です。私だって、そんなに大きな優位性を持っている訳ではありません。


ブロガーとして勝負するのであれば、まず『毎日更新○日』とか、『ブログ継続○年目』といった形で実績を作っていくのが良いかと思います。

これは続けていくだけで簡単に達成できますし、そうは言っても365日も継続すれば、もうほとんどの競合を追い抜く事ができるようになっています。


どんなに小さな事でも良いんです。自分がこれだけはと、誇れるものをひとつ作りましょう。

たとえば私なら、Web小説を7年続けているというのが大きいので、それをアピールポイントにしています。

単にWeb小説を書いている人は多くても、『50~100万字の作品を5本以上完結』させていて、『毎年100万字以上の文章を書き』、『作品の最高アクセス数は970万PV』となってくると、だいぶ数が絞られてきそうですよね。

でも、もっとすごい人は沢山います。それでも良いんです。それなりの結果さえあれば。

まあこのブログはまだ新しく始めたばかりなのでアクセス数で言うと大した事はないんですが、『優位性をつくる』というのは、こんな事を意味します。

これは、よくよく考えると『継続するだけで』達成できるものばかりです。

まずは気合と根性でマラソンして、小さな事でも達成できる誇らしいことをひとつ作りましょう。話はそれからです。


ブルーオーシャンポイント②:優位性をかけ合わせる

第二のポイントは、『優位性をかけ合わせる』ということです。

ある程度成果を誇れる優位性をひとつ作ることができるようになったら、今度は2つ目を作りましょう。これも、簡単に人が真似できる要素ではないものが望ましいです。

私はブログも丸5年続けていて、今6年目なので、そんな所をウリにしています。これなら、ブログを5年続けている人はそう多くはないので、数が絞られてきますよね。

この状態で、『Web小説』と『ブログ』をかけ合わせる。これで、ほとんどの人に真似できないブログメディアを作成することができます。

『優位性が2つある』というのがとても大事で、これは1つの事を突き詰めてやるよりも、簡単にブルーオーシャンを作ることができるんです。

たとえば、すごく強いゲーマーの人が居たとして、単にそのゲームだけで戦うと上は沢山居ますけど、加えて『Youtuber』だったりすると、希少性が上がりますよね。

まあ最近はゲーマーでYoutuberの方は増えているので、これだけだとまだ弱いかもしれませんが、もうひとつの要素を付け加えると簡単に個性が出てきます。


このようにして、まず『ブルーオーシャン』を作るというのが大事です。


すべての記事で独創的な優位性を見出す事は難しいかもしれません。

ただ、自分がどこに優位性を持っているのか意識しながら文章を書いていくと、その内容は何も意識しなかった時よりも、明らかに密度が変わります。

結果として、同じ記事を書いていても他の人には真似できない内容に変わっていくというカラクリです。


ブルーオーシャンポイント③:強きに立ち向かわず、弱きを吸収する

最後は、自分が戦うジャンルです。

ここまでは、わりと『頑張れば』誰にでもできる内容だったのですが、ここからは少し人を選ぶかもしれません。

何故かというと、発想の転換が必要だからです。

たとえばブログひとつ取っても、ほとんどの人はブログを始める時に、『稼いでいるブロガー』や『稼いでいるジャンル』に参入することを前提に考えてしまう傾向にあります。

それはそれで間違いではないのですが、単にそのジャンルに飛び込んだとしても、同じ優秀な他のブロガーに勝ちにくいことは、すぐに分かると思います。

それが原因で、「ブログ始めようかな。でも……」と考えてしまうのではないでしょうか。


まずお伝えしたいことは、『たとえ結果として失敗した、稼げなかったとしても、強者と同じ土俵で戦わないべき』ということです。

何かひとつ、自分が戦うジャンルを決めましょう。そして、それを2つか3つ作って、そこに一点集中して資金を投入し、まず突破する。これが大事です。

ここで言う、『資金を投入』というのは、ブログで言うと自分の労力を注ぎ込むということです。

『突破する』というのは、そのジャンルでシェアナンバーワンになるということです。平たく言うと、Googleの検索順位1位をたくさん作るということです。

そして、強者からは徹底的に逃げて、他の弱者がつくる企画を吸収して大きくなっていく。これが、ランチェスター戦略の本質的な部分です。

『弱者』なんて言うと聞こえが悪いですが、つまりシェアナンバーワンになるということは、シェアナンバーワンではない人達よりも獲得率では上にいるということですから、獲得率が少ない人達を飲み込んでいくということです。

これら3つが、ブログで無理をせずにブルーオーシャンをつくる方法になります。

なお、私はこの『ランチェスター戦略』を見た時に、『ちょっと性格が悪い戦略だな』と思いましたが、あなたはどうでしょうか。

大元は戦争の戦略から生まれているので、何が何でも勝つ事を前提に作られています。


ブログでブルーオーシャンを目指すポイント

ここでは、前項の内容を補足していきますね。

この『ランチェスター戦略』を使ったブルーオーシャンの作り方というのは、ビジネスの世界ではわりと有名な話で、偉大な企業の代表も意識して採用している戦略でもあります。

パナソニックの創業者、松下幸之助さんなんかが有名ですよね。当時パナソニックは松下電器という名前だったので、『まねした電器』なんて呼ばれる時期もありました。

でもここには、『既に強大な地位を築いている先行者』と『これからその業界に参入する弱者』が一対一で戦うための、重要なポイントがあるんです。それを解説していきますね。


ポイントは、『マネできるかできないか』

優位性はかけ合わせてつくるんだよー、というお話をしました。これの本質的な部分は、「どんなに強いブロガーであっても、そう簡単にはマネできない要素をつくるんだよ」という思いが込められています。

特に、この『マネできない』という事がとても大事で、仮に少しブログが伸びたとしても、たちまち他のブロガーに真似されてしまうようでは、そのブログの存在価値はあっさり崩れてしまいます。


ただこれは強者の立場で考えると、『マネできる伸びかけのビジネスがある』というのは、貴重な収入源になるという事でもあるんですよ。

だから、『マネできるかできないか』という要素は、唯一他のブログとあなたのブログが対等に戦える土俵でもあるんです。

そのために、それではマネできないビジネスをどうやってつくるかと考えた時に、『優位性をかけ合わせる』という発想が出てくる訳なんですね。

2つも努力の痕跡があったら、同じ事をやろうと思ったら骨が折れますからね。強者にとっては、わざわざそこに労力を使ってまでやる価値があるかどうか、という話になるんですよ。ここが弱者の付け入るスキになります。


だって、それを追い掛けていたらみすみす『強者から弱者』に転落してしまいますから。


反対に、少しの労力でコピーできるものがそばにあるなら、それは積極的に吸収して行った方が良いわけです。

それは、強者の特権。自分のブランドイメージをどんどん拡大させるチャンスになりますから。

たとえば喫茶店なんて古いビジネスですが、時代を追い掛けてみるとどんどん新しいものが生まれています。

コメダ珈琲店なんて一昔前の喫茶店が再び蘇ったみたいな雰囲気ですが、あれは低価格・持ち帰り可でコーヒーを販売する『ドトール』のようなチェーン店に対抗するための、言わば逆転の作戦だったわけです。

ドトールにはできませんよね。全部の座席をソファにしたり、高価格のケーキやコーヒーを売る代わりに、快適な空間を提供するというのは。サービスの種類が違いますから。

こうやって、同じジャンルでも差別化することはできるんですよ。

簡単にはマネできない作戦を取ることが、とても大事なんです。


単にマネするのではなく、付加価値をつける

ここまではずっと弱者の戦略について書いてきたので、強者の戦略についても書いていきたいと思います。

もしもあるジャンルで優位性をかけ合わせて、自分のブログを伸ばす事に成功したとします。そうしたら今度は他のブログの良いところを吸収していく段階に移るわけなんですが、ここでもポイントがあります。


それは、『単なるマネではなく、付加価値を付けてより良いものにする』ということです。


これがブランドイメージの底上げに繋がり、『やっぱりこのジャンルは○○だよな』と言われる根拠になっていきます。

先程パナソニックの話をちらっとしましたが、パナソニックはこういう戦略にとても秀でた会社で、それで大きな企業と対等に渡り合ってきた歴史があるそうです。

パナソニックはとても強力な販売網を持っていたので、たとえばソニーが出した新しい商品などは、コピーしてしまえば販売力の差で勝てたそうなんですよね。


ただ時代は変わり、今は『単なるコピー』では勝てなくなっています。そこで何が必要かというと、『付加価値』つまり、強者にとっての『差別化戦略』です。

たとえばAppleが最初のコンピュータ『Apple1』を開発していた当時、世の中のコンピュータは組み立てキットで販売されているのが主流で、素人には簡単に作れない代物でした。

そこで、当時のコンピューターショップの先駆けであるバイト・ショップの店主、ポール・テレル氏が、「完成品のコンピュータを売ってみては?」とスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックに提案したんです。

このApple1の経験が、後の『Apple2』の着想を生むヒントになりました。これも差別化戦略ですよね。

このように、ブルーオーシャンをつくる方法というのは、わりと身近に転がっている事が多いです。ただ、我々が気付かないだけで。


これからブログを始めるなら、まずはそれを探す所から始めても良いかと思います。



仕組みを理解すれば、ブログでもブルーオーシャンは難しくない

『ブルーオーシャン』『レッドオーシャン』なんて言います。これは表面的に捉えれば「技術力もないし、発想も薄いし、自分たちには無理……」と思ってしまいがちです。

しかし、商品というのは発想次第で色々と形を変えるものですから、ちょっとした発想の組み合わせが特殊な商品を生むというのは、珍しくないことです。

これを理解しておけば、『無理せずブログでブルーオーシャンをつくる』というのも、そう難しい話ではないと思います。

問題はその先ですよね。つくったブルーオーシャンに、人が来るかどうか。そこはまた、別の話ですから。

ジャンルを細分化していくと、どこかに突破口はあるものです。諦めず、考えていきましょう。

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