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ブログの冒頭・導入文は、小説で言うところの『あらすじ』です

レベッカ

ブログ記事の冒頭って、一体何を書けば良いのか悩むわよね……。
やっぱり、手紙を意識して季語の挨拶みたいなものを入れた方が良いのかしら?
ブログの冒頭・書き出しって、どうすればいいの?



そんな疑問に答えます。


ブログの冒頭って、何を書いていいのか悩みますよね。本題に入る前置き。私も長くブログを書いていく上で、結構長いこと迷っていた内容でした。

ブログ歴6年目です。どうブログを書けば読みやすいものになるのか、初心者に手順を追って解説します。

この記事は、こんな人をターゲットにして書いていきます。

  • いつもブログの書き出しで困ってしまう
  • どう冒頭文・導入文を書くのが効果的かが分からない
  • 具体的な内容に落とし込めない


この記事を読み終わる頃には、冒頭・導入文で悩む事はもうなくなっているはずです。

さっそく、本題に入りましょう。


Contents



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ブログの冒頭・導入文は、小説で言うところの『あらすじ』です

まず、ブログの冒頭というのは『手紙』とは全く異なるものです。

よく言いますよね。ブログ記事はインターネットに公開して不特定多数の人が読むものだけど、『読者ターゲットは定めた方がいい』。

あれの意味するところは、『特定の悩みを持った人に、その解決方法を届けること』つまり、『読者の悩みをはっきりさせる』ということです。

そのために意識しておきたいことは、小説を書く時のように、『あらすじ』を冒頭に用意すること。これに尽きます。


『あらすじ』ってなんだろう

小説を書く以外の人が想像している『あらすじ』と、小説書きの想像する『あらすじ』は180度方向性の違うものだという認識がありますので、一応ここで補足しておきます。

『あらすじ』と言われて、「ああ、こうやって書くものだな」とすぐに分かるでしょうか。少し難しいですよね。

なんとなく、概要だということは分かる。でも、それが一体なんだと言うんだろう?


小説の『あらすじ』とは、本来の意味では『物語の始まりから終わりまでを、簡単に記したもの』です。大体の筋道、つまり『粗筋』というわけです。


あらすじと聞くと、多くの人は宣伝文句で使われるような、先を読ませたい流れになっている事が多いと思います。

でも、小説大賞などに投稿する際のあらすじは、結末まできっちり入っているものを言います。物語の始まりから終わりまでが記されていなければ、あらすじとは言わないのです。


ブログは小説とは違いますから、『あらすじ』を書くことで、読者に先を読ませる期待を持たせる事ができるのです。


どんなブログの冒頭だったら、興味を持つだろうか?

さて、ここで、『どんなブログの冒頭だったら、人は興味を持つのか』ということを、手順を追って説明していきたいと思います。


たとえば、ブログ記事を読みに来る時って、読者は何らかの問題を抱えていて、それを解決したいからブログを読みに来る訳ですよね。


これはファンが付いてくると、必ずしもそうだとは言い切れない側面もありますが、検索エンジンなどで訪れるほとんどの場合は、『読者は悩みを持っているケース』がほとんどだと思います。

悩みを持っているということは、これを解決したいですよね。どのくらいの速度で解決したいでしょう?


『できる限り早く、今すぐ』ですよね。


「んーまあ、調べるのは今だけど、3日後くらいに解決したらいっかな!」って人は、まああまり居ないと思います。


ブログの文章って、長いと1万字、2万字になる事もあります。そんな中、結末が一番最後に書いてあったらどうでしょう?

最近あまり見なくなりましたが、『○○ランキング! 厳選30位』なんかの記事って、スクロールして読み飛ばして、1位だけを見るという事、多くありませんか?


ここがポイントで、『読者は一刻も早く悩みを解決したいので、結末から読みたい』のです。まず、この意識がとても大事です。

『あらすじ』をブログの最初に持ってこようというのは、つまり『このブログ記事を読んだほうが良い理由を、たった500文字であなたにお伝えしますよ』という意味なんです。


ブログの冒頭・導入文を書いてみよう

さて、『あらすじ』は分かった。ブログの導入文のポイントも理解した。

ここからは、それでは一体これを、どうやって書くのか。そんな、具体的な方法をお伝えしていきます。

冒頭・導入文における最大のポイントは、『結果だけ話す』ということです。

つまり、途中の細かい理由のなんたるかという事は、すべて省くということです。

まずは、これを覚えておきましょう。ステップは2つです。

  1. 読者の『悩み』を書く(Q)
  2. 記事を読んだ後の『結末』を書く(A)


それでは、具体的に見ていきましょう。


読者の『悩み』を書く(Q)

結末だけ書くと言っても、まずは悩みがなければどうしようもありません。

そのために、まず『読者の悩み』を徹底的に洗い出しましょう。

この記事で言うと、冒頭に居る、あの謎のキャラクターの部分です。


読者の悩みというのは、つまり『検索エンジンから訪れた読者が、どういう悩みを抱えているか』ということです。

これをどこから判断すれば良いのかというと、それは『検索キーワード』です。

脱毛について悩んでいる人が、『スイカ 名産地』というキーワードで検索することはまずありませんよね。そういうことです。

この検索キーワードは、『複合するほど直接的』だという側面があります。

つまり、『脱毛』という単一のキーワードより、『脱毛 東京都』という複数のキーワードの方が、より検索の目的が理解できますよね。

そもそも、こういった検索キーワードを使って記事を書くというのが大事です。

検索キーワードは、『キーワードプランナー』や『関連キーワードチェックツール』を使います。

参考ブログ記事が思いつかないのは『対話』になっていないからです

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こんな知識を背景に、読者がどういった悩みを抱えているのか、その内容を問いかけにしていきます。


あ、別にキャラクターは居なくても良いです。問いかけが明確であれば。


記事を読んだ後の『結末』を書く(A)

体よく読者の悩みを明確にすることができたら、今度は『結末』を書きます。

つまり、このブログ記事を読むとどういった問題が解決するのか、という事を明確にするのが大事です。

これは簡単に書くと1つになってしまうのですが、細かいテクニックが3ステップあります。

  1. 悩みを持った読者への共感
  2. 解決する根拠(信頼性)の主張
  3. 記事を読むメリットの提示


まず、この記事を書いている自分が、過去に同じ問題で困ったという事に共感します。

『共感する』というのは冒頭文ではとても大事で、読者が先を読む最低限の情報になります。

「まあ俺は別にこんな事では悩んでないけど、お前達のために情報提供してやるよ」こんな情報提供者から情報は欲しくありませんよね。


なお、あえて書くというのが大事です。

文章には、『書いていない事は読者が勝手に想像で補う』という特徴があります。

書いていない事は『知らない』とは扱われないんですよ。『勝手に想像で補う』んです。

だから、共感の項がないと「突き放したような文章だ」と、『勝手に想像で補われてしまう』可能性があるんです。


そして第2に、記事の信頼性を主張します。

この記事を書いている人が、どうしてこの問題を解決できるのか、その根拠を提示するということです。

同じ法律の問題についての解決方法が書かれた記事なら、一般人よりも弁護士、弁護士の中でもより有名な人から聞きたいというマインドのもと発生する現象です。

第3に、その記事を読むメリットをできるだけ簡潔に提示することです。

何が解決するのかがハッキリ定まっていないと、人は1,000字の記事でも最後まで読んでくれません。


これら3つの要素を網羅して、始めて『結末を最初に書く』ということが達成されます。

これらを、可能な限りスクロールしなくても読める長さにして書く。こうして、ブログ記事の冒頭が完成します。


ブログの冒頭文は分かっていればすぐ書ける

ここまで、ブログの冒頭文を効果的に書く方法について見ていきました。

手紙とは大きく違い、スピードがとても速いのだという事がお伝えできたと思います。

挨拶や自分語りなど、問題解決に不必要な要素は極力省いて先に進む。この意識が、とても大事ですね。


記事の内容さえ決まっていれば、あとはそれを『あらすじ』のように、問題と結末に分けて起こすだけです。慣れればすぐに書けるようになると思いますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。


私もいつしか、ブログ記事の冒頭で悩む事はほとんどなくなりました。あとは練習あるのみですね。


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