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ベンチャー企業への転職で後悔しない意識7選【10年目】

ジョージ

大企業からベンチャー企業に転職しようかと思ってるんだけど、
やっぱり今の仕事を手放したら後悔するかなあ……。
どんな人が向いているの? 後悔する人としない人の違いは?



こんな悩みに答えていきます。


特に、ブランドのある企業からブランドのない企業に転職するのは、相当勇気が要りますよね。

私は色々事情があって、わりと絶望的なスタートからの! ベンチャーで一発逆転! みたいな状況だったので、勇気も何も無かったのですが。

でも、取引先の方とお話するたび、『他の人はやっていない、新しいことに挑戦したい』という方のなんと多いことかと思います。

そこでこの記事では、特にベンチャー企業の中でもスタートアップに焦点を当てて、ベンチャー企業に転職して後悔しないためのポイントについてお話できればと思います。

記事の信頼性としては、スタートアップ企業に10年以上関わり、黒字化も達成したという実績があります。

なので、これからベンチャー企業に転職してみたいと思う方にお話できる事は多いのかなと思います。




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ベンチャー企業への転職で後悔しない意識7選

色々ありますが、概ね以下の事に注意しておけば、後悔しないのではないかなと思います。

  1. お金はない!
  2. ブランドはない!
  3. 作業はない!
  4. 頼る人はいない!
  5. 業務時間はない!
  6. 人は来ない!
  7. すべての人に売れる商品はない!


なんか『俺ら東京さ行ぐだ』みたいになってしまいましたが。

これだけ網羅すれば、たぶん何があっても耐えきれる不屈のマインドを手に入れる事ができるはずです。

と、こう書くと「おいおい、ちょっと待ってくれよ」という声が聞こえてきそうですが、さすがにベンチャー企業のすべてがこれに当てはまる訳ではないです。

あくまでこれは私の場合で、前述の通り、悪いとこんな感じになるよ、という体験からお話しています。

もっと状況が良い会社も沢山あると思うのですが、たぶんこれだけ気をつければ、後悔することはまずないです。

それでは、本編に進みましょう。


ポイント①:お金はない!

ベンチャー企業にお金はありません。

いや、そりゃあお金があるベンチャー企業だって沢山ありますよ。でも、大企業と比べてもお金がある企業は、そう多くはないですよね。

これがどういう風に影響して来るかというと、たとえば『交通費の支給金額がシビアだったり』『出張に行っても日当がないとか、経費計上できる項目が少ないとか』という所に現れてきます。

いや、今でもそんなもん無いよという方は、この項目は飛ばしてしまって大丈夫です。

特にスタートアップのベンチャー企業などに居ると、『会社の利益こそが自分の給料』という感覚が出てきます。稼がなければ明日の給料はない、的なイメージです。

安定した給料、長く勤めあげれば上昇していく給料というものを求めているなら、ベンチャー企業は後悔のカタマリになってしまう可能性がありますので、あまりおすすめできません。

特に昇給。これは、昇給イコール成果です。会社が儲からなければ昇給はありません。

会社に心臓を捧げよ!


ポイント②:ブランドはない!

ベンチャー企業にブランドはありません。

これ、私のブログでは何度かお話しているのですが、この『ブランドがない』という件、甘く見ていると痛い目を見る事があります。

相手によっては、会社の名前が有名ではないというだけで同じ人とは思えない程の扱いを受ける事があり、これはそこそこ屈辱的です。

もし今、上場企業に勤めている方からすればですね。ここには恐ろしい程のギャップがあるんだ、という事を把握しておくべきだと思います。

どこに行っても、どんな客先でも、『普通に』会社員としての待遇を受ける。これは大企業に所属している会社員の特権だと言って良いでしょう。

なお、これは会社の財政状況が良くなっていくと、オセロゲームのようにひっくり返って行きます。

まあ意地でも稼いでやろうという意識付けにはなるのですが、ガッツがある人向けです。


ポイント③:作業はない!

ベンチャー企業に作業はありません。

というと誤解を招きそうなので少し細かく言うと、『何か特定の作業に従事する人』というポジションがないということです。

ひとりが企画から商品開発・納品まで行うということですね。

これがどういう事に繋がるかというと、初心者だからといって、転職して日が浅かったからといって、誰かから仕事を貰えると思っていると、全く使われずに終わる、という事があります。

それで辞めていく人を何人も見てきました。

特にスタートアップに近いほど、能力のある人が属人的に仕事を行っています。そういう人達は人を使う余裕がまだないので、自分から仕事を貰いに行かないと仕事を振っている余裕がないんですよ。

必然的に、最初のうちは小間使いのような仕事が多くなります。これは覚えておくべきです。

商品の内容や、営業の手順など覚えていくにつれて、徐々に自分ができる仕事が増えていきます。自分の仕事は自分で増やすしかないんです。


ポイント④:頼る人はいない!

ベンチャー企業で発生する問題は、そのほとんどが会社にとって、前代未聞の問題です。

故に、その問題の当事者となった場合、社内の誰に聞いても解決しない問題となってしまう可能性があります。

そんな時、どうするか。方法は2つあって、『社外であっても知っている人を探して聞く』か、『自分で調べて解決する』しかありません。

一見当たり前の事だろうと思うかもしれませんが、人数が少ないことで、これが頻繁に発生します。そうすると、『問題が解決するまで帰れない』という事態に陥ってしまう事になります。

しかも、多くの場合は外部に聞いた所でどうにかなる問題ではない事が多いです。

こういった問題が多く発生するので、ベンチャー企業は残業時間が多くなるものだと思っています。

しかし、これは会社全体で経験値が溜まっていくにつれて、長い時間を経るほど減っていく傾向にあります。

会社も商品も、長い時を生き抜けば安定していくのです。


ポイント⑤:業務時間はない!

『業務時間』というものが意識され始めてきたのは、会社の業務がルーチンワーク化してきた辺りかなあ、と思います。

未知のことに挑戦している時というのは、定時で帰っていると時間が全く足りないので、早く結果を出すために持てる時間を全て使って物事にあたる、という事になりがちです。

ここには、『ワークライフバランスが』とか、『労働基準法が』とかといった概念を超える熱量が働いています。

特に初速ですね。もうここのスピードが出ないと何の商品も完成しないので、最初の調べる過程は一瞬で終えるくらいの気持ちで挑みます。ダラダラ調べていると社内でブーイングを受ける勢いです。

故に、『業務時間』という概念は無いことが多いです。その代わり、商品が完成したらしばらくはゆっくり休んだりですね。メリハリがあることが多いかな、と思います。

これは、どちらかと言うと社員人数が増えていくごとに、なんとなく業務時間が意識されてくるように感じます。

ただ問題が発生している時は、どんなタイミングであろうと解決するまで机に張り付く事が多いです。


ポイント⑥:人は来ない!

なんと言っても、ベンチャー企業には人が来ません。

最近でこそ『ベンチャー企業専門の転職サイト』といったものも出てきていますが、そもそも多くのベンチャー企業には金がないんですよ。転職エージェントに高いお金を払って人を採用する訳に行かないんですね。

採用ルートがない。だから会社の組織力が上がっていかない。

こんな問題を抱えている会社が、今でも沢山あります。

私は学生時代から起業することを考えていたので、教員の方々と接触する機会を作るようにしていましたが、それが無ければ従業員集めには苦労していたかもしれません。

そこに所属している人達にコネがあるかどうかで、どんどん新しい優秀な人を集められる会社になるか、一転して誰も来ない会社になってしまうのかが決まります。

もし私が転職するなら、ここは面接で聞いておきたいポイントです。『新人の採用ルートはどうしていますか』って。


ポイント⑦:すべての人に売れる商品はない!

まことに残念ですが、パアッと花咲く商品を所有して、一気に拡大するベンチャー企業もある中、全く売れずに終わってしまうベンチャー企業もあります。

そもそも、ベンチャー企業って成功するから『ベンチャー企業』と呼ばれるのであって、どんな商品を作っていても、それが売れなければただ起業して潰れた会社になってしまうんです。

基本的に、『顧客ターゲットの広い商品』というのはターゲットが広い分抽象的で、売れにくいです。ニッチな商品の方が良い。

でも、世の中に広まっている多くの商品はターゲットが広いものなので、なんとなくそこに憧れを持ってしまうんですね。

AmazonやFacebookを追い掛けたい、といったような。

ここは断言してしまいますが、今の名だたる大企業がまだベンチャー企業だった時、その事業はニッチな分野だったんですよ。

資金力のある会社の後追いをしても、結果は出ないんですよね。

だからこそ、意識しておきたい。我々に『すべての人に売れる商品』など、ないです。

これからベンチャー企業に行きたい、スタートアップに参加したいと思うのであれば、大々的な企画で大きな顧客層を狙おうとしている企業より、狙いが直接的でターゲットがニッチな商品を扱おうとしている企業の方が、一般的には未来があります。

これは覚えておいた方が良いかなと。


ベンチャー企業に転職するなら、ギャンブルにしてはいけない

ということで、ベンチャー企業に転職して後悔しない意識をまとめてみました。

もし、社会人をある程度経験した人で、これからスタートアップ・ベンチャー企業に参加したいと思うのなら、『ギャンブルにしてはいけない』という意識を持っておくと、後悔しないかなと思いますので、ここに書いておきます。

「スタートアップに参加して、キャリアを積みたい。おっ、この会社おもしろそうだな」

それでも良いんですけども、ベンチャー企業をなんとなく『活き活きとしていて、積極性のある会社』くらいに捉えてしまうと、きっと後悔します。これは間違いない。

もっと問題は現実的で、直接的です。商品が作れない。商品が売れない。そんな当たり前の所に、『お金・ブランド・人脈』という三種の武器を持っていない立場で直面している。

これが、ほとんどのベンチャー企業の姿ではないでしょうか。

だから、決してキラキラした環境ばかりではないという事をですね。理解した上で、転職に望まれるのが良いと私は思います。

その代わり、やれることは多いです。商品を自分で作れるし、それを売ることもできる。

私は大企業に転職する道もこれまで多々あったのですが、結局の所、今もベンチャーに残っています。

その理由は、そういった自由度の高さに魅力を感じているからだと思います。

安定か、挑戦か。後悔しない方を選びたいものですね。


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