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ベンチャー企業に転職して給料を上げる方法【結論:要求を先読み】

ジョージ

今大企業に勤めているんだけど、ベンチャー企業に転職すると給料が下がるって言うよね。
でも、給料は家庭の命綱だし、できれば下げたくない……。
どんな方法があるんだろう? 良い作戦はないかな?



そんな悩みに協力できればと思います。



私はとあるベンチャー企業に10年以上勤めており、ヘッドハンターに声をかけられた事をきっかけに、外部のベンチャー企業に転職活動も行ってきました。その中で、どんなスキルセットで転職すると有利なのか、ある程度見えてきた節があります。

また、ベンチャー企業の採用担当としても従事しております。

ということで今回は、大企業に勤めている仲の良い友人との会話を思い返しながら、『何を用意すれば給料が上がるのか』という事をメインにした記事を書いていきます。

今回のターゲットは、こんな人物像です。

  • 年収600万以上
  • 会社の資本金3億以上・従業員数300人以上(本当は業種によるけど)
  • 仕事にやりがいを求めてベンチャー企業に転職したい


とはいえ、なるべく誰にでも適用されるような記事を目指して書いていきます。

それでは、本編に進みましょう。



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ベンチャー企業に転職して給料を上げるために知っておきたいこと

大企業ってビジネスの規模がとても大きいので、基本的に単独で行動することはなく、それなりの人数でグループを作る事が多いです。

それに対してベンチャー企業は、会社の段階にもよりますが従業員は100人以下である事が多く、この場合単独で行動するか、多くても2~5人なんて事もよくある話です。

なんでこんな話をするかというと、『大企業とベンチャー企業では、求められるスキルセットが違う』ということであり、このギャップを埋めることで、大企業からベンチャー企業に転職したとしても、給料を下げずに戦う事ができる可能性が上がると考えているからです。

ということで、大企業とベンチャー企業、2点で求められやすいスキルセットの違いについて見ていきましょう。

大企業の動き方・所属している人の特徴

前述の通り、大企業が手掛けるビジネスというのは非常に大きなものであり、動いている資金も非常に高額なものとなります。

基本的にはグループで行動し、その中で『集団を統率できる能力のある人』が評価され、立場が上がっていく傾向にあります。

  • 上司・部下とスムーズなコミュニケーションができる
  • トラブルが起きた時はいち早く周囲に連携し、解決できる先を探す
  • 意思を伝える能力・資料として表現する能力


基本的に大企業というのは業界トップクラスのシェアを持っている事が多く、取る戦略は『圧倒的に味方を増やすこと』です。

つまり、メンバー間で解決できない問題は解決できるメンバーを引き入れればよく、より効率の良いサービスが提供できる会社を探してどんどん発注し、たくさんの味方を引き入れていく。こういった動き方になります。

私がこれまでにお話した方を思い返すと、やはり大企業で出世していく方というのは、『頼るべきところは頼る』を徹底している様子が見られ、どちらかと言えば社交性やリーダーシップ(多くの人を導く力ですね)に長けている人が多いように感じます。

責任を取らないという事ではないですよ。分業するということです。

ビジネスも規模が大きく直球的で、自分より小さな企業が始めるスモールビジネスをどんどん吸収して大きくなっていく傾向にあります。

ベンチャー企業の動き方・所属している人の特徴

一方で、ベンチャー企業は大企業ほど資金力がないので、求められている方向性は『ニッチな産業』となります。

つまり、逆に大企業が吸収しにくいような、特徴的なアイデア・小さなマーケットに飛び込んでいく。

大企業が挑戦するにはマーケットが小さすぎて対応できず、吸収しようにも特徴的すぎて難しい。こういったニーズがある場所を狙うわけです。

すると、今までに見たことのないモノと戦う事が多くなりますので、こんな人材が求められます。

  • 前人未踏の課題・問題に飛び込んでいき、解を掴む能力
  • 商品の基盤(インフラ)からサービス提供まで1人でも作れる能力
  • さらにそれを販売できる能力、マーケットを開拓する能力


こんな要素が必要になってくるというわけです。

そのため、コミュニケーション能力や社交性よりも、『個人で開拓する能力』の方が優先される傾向にあり、Googleで調べても分からない事や、知っている人が居ない技術に対して解を持っている人が優遇されます。

ベンチャー企業の方が安定していないから、資金が少ないからといった理由で=給料が少ないんだ、と考えている方も中には居るようですが、これはそうだとは言い切れません。上場していなくても儲かっている会社はあります。

実際に採用する側から見てみると『たとえ大企業から来た人であっても、自分の会社で活躍できるかどうかはまだ分からない』という視点で悩むケースが多いように感じます。

ベンチャー企業に転職して給料を上げる動き方

このような背景があるので、『大企業で成果を出したから、ベンチャー企業でも活躍できる』と一概には言えない可能性があります。大きなベンチャー企業ならまた違うかもしれませんが、基本的には会社ごとに目線が違います。

もちろん、大企業である程度の肩書きを持っている方なら、よく見られる事も多いです。

でも、必ずしもすべての人がそういった立場を持っている訳ではありませんよね。

そこで、取れる戦略はこんなところかなと考えています。

  1. 副業で一定の成功を収める
  2. 話題の技術を習得する
  3. 営業として語れる成果を持つ


もちろん、どれか1つという訳ではなく、網羅していた方が強いです。しかし、どれか1つでも十分に強い経験となるでしょう。

それぞれ、順番に見ていきたいと思います。

1.副業で一定の成功を収める

副業OKの会社に限りますが、副業は転職で有利となる場合が多いです。(副業NGでもばれない方法があるようですが、ここでは言及しません)

なにしろ、ベンチャー企業の求める人物像が、端的に言うと『自分ひとりでもビジネスを立ち上げ、成功させる事ができる人物』です。

副業はそれを直球でいく行動ですから、評価もされるというわけです。

むしろ、副業で成功していることが評価されないベンチャー企業なんて行かないと決めた方が良いくらいです。


その代わり、副業というのはそう容易い壁ではありません。

休日フリーランスとして働くなら、仕事を取るスキルも必要なら、本業をやりながら期日内に納品物を揃える根性も必要であり、両立は大変です。

自分でビジネスを始めるなら、シェアを獲得するまではまさしく地獄のような道程であり、何度も失敗を重ねる事になるでしょう。


なので、これはある程度時間に余裕のある人向けですね。

まあ、どの場合でも本業の時間外である程度努力しなければならない事はあるのですが。

2.話題の技術を習得する

最新・話題の技術を使っているベンチャー企業なら、そういった推奨技術を既に習得している状態であれば、給料交渉も積極的にできる事が多いでしょう。

今で言うと、AI・クラウド・IoT・VRAR・ブロックチェーンなど。まだあると思いますが、ひとまず代表的なのはこのあたりでしょうか。

最近では、『Tech Academy』などオンラインで技術を学べるスクールがあり、こういったサービスを活用するのが良いのではないかと思います。

TechAcademy [テックアカデミー]


新しい技術を独学で習得するのって、本当に大変です。私が今スキル無しの状態からベンチャー企業でやっていこうと思ったら、まずこういったサービスを利用します。

金額は1コースあたり15~30万くらいで、まあ安くはないのですが、自分がやってみたい技術を習得しつつ転職でも有利というのは中々ない事だと思うので、手を出すのが良いかなと。


一方で、そこまで話題ではない技術についても触れていきましょう。たとえばプログラミングの基礎的な部分ができるとか、話題の技術までは習得できていないけれど、PHPやRubyがちょっと触れます、という場合ですね。

ここは完全にイチ個人としての意見になってしまいますが、これだけでは、あまり転職に有利になるほど効果はないかと考えます。

『大企業で多くの人と仕事をした経験があって』『今、需要と供給が合っていない技術を習得している』という所に魅力があるのであって、需要と供給が合うなら若い人材の方が安く使えるからです。

組み合わせのバランスが良いものを選ぶ必要があります。

3.営業として語れる成果を持つ

営業として顧客を開拓したり、実際に売上を達成した経験などですね。

これだけは、いかに大企業とベンチャー企業と言えど、腐らない実績になります。なので、こういった実績をあげられる環境下にあるとしたら、大切に育てていくのが良いです。


結局すべての会社は、基本的には商品・サービスを『つくる』と『売る』のどちらか、または両方の上に成り立っています。

このどちらかを担う事ができれば、大企業からベンチャー企業への転職と言えど、重宝される可能性が高くなります。


もちろん、こと会社内の業務という観点から見ると、例外もあります(事務や経理・法務などなど)。

ただ、会社として『利益を出す』という側面で見ると、やはり『つくる』と『売る』のどちらかを抑えている人間が強いです。

『つくる』の方は、大企業は規模が大きくなりやすく、分業化されている可能性が高いですから、『売る』の方は、ということですね。

ベンチャー企業の給料は転職時に決まる

スタートアップから参加している場合はその限りではないかもしれませんが、基本的にベンチャー企業の給料って、転職以降は何年働いたとしても、そこまで大きく上がらないと言われています。

大企業では役職が変わると給料大幅アップみたいな事がありますが、ベンチャー企業はけっこうイージーに役職が付くので……。

もっとぶっちゃけ話をすると、スタートアップ企業なんて全員が役職を持っていたりします。いや、本当に。

役職で給料アップが期待できない以上は、どうしても転職時に交渉するしかなくなるんですよね。

そこは覚えておいた方が良いかと思います。

もし大企業からベンチャー企業への転職で給料が下がってしまったとしても、ベンチャー企業から評価されるスキルと経験を身に着けて再度転職するという道があります。

年齢との相談にはなるかもしれませんが、じっくりやれればやるのが吉ですね。

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