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ベンチャー企業への転職が不安な人のためのロードマップ

ジョージ

ベンチャー企業に転職してみたいけど、倒産のリスクがあるしなあ……。
決まった仕事でもないだろうし、どうも不安。
事前にこういう事をしておくと良いよ、というものはある?



そんな問題を解決します。



既に今、ある程度安定している仕事に就いている方。それでもベンチャー企業に行く理由があるとすれば、それは2つですよね。

  1. 今が低所得で、ベンチャー企業に転職して給料を上げたい
  2. 今の所得は普通だけど、ベンチャー企業で新しい事に挑戦したい


ある意味では、人生を逆転させる要素にもなり得るのがベンチャー企業の魅力ではないでしょうか。

でも、ベンチャー企業に転職するのは様々な面で不安ですよね。私も当時転職する時、「本当にこの会社で大丈夫か?」と思いながら転職した記憶があります。


私はそんなベンチャー企業に10年以上勤めている、採用担当もやっているシステム開発の人間です。

この記事では、なるべく皆さんのベンチャー企業に対しての不安を解消させるような記事にしていければと考えています。


合言葉は、「どうせ一生不安」です。

それでは、本編に進みましょう。

Contents



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ベンチャー企業への転職が不安な人のためのロードマップ

先に行動からお話すると、もしベンチャー企業への転職が不安だという事を感じているのであれば、いくつかの対策を取る事ができます。

  • 副業フリーランスとして働き、ベンチャー企業の感覚を掴む
  • プログラミングや英語などのスキルを磨き、倒産リスクに対応する
  • ベンチャー企業に勤めている友人経由で調査してから転職する


現職で特に良い肩書きを持っていない、職務経歴書で書けるスキルがないといった場合でも、有利に働きます。

そして、自らの不安解消にも直接働きかけてくれるでしょう。

まずは結論から。これらがどのようにベンチャー企業への転職に有効なのか、そんな話をしていきます。

副業フリーランスとして働き、ベンチャー企業の感覚を掴む

まずは『副業してみよう』という話です。

ベンチャー企業に転職することが不安な方って、多くは『今の仕事を失って、先でも仕事を失ったらどうしよう』という事ではないかと思うんです。私はそうでした。

そんな不安にダイレクトな解決を導き出してくれるのが、『副業フリーランス』です。

自分で仕事を取り、お金を稼ぐ。

あるいは片手に仕事を抱えたままでもできるビジネスに手を出し、なんとか育ててみる。

こういった経験が大事です。


自分で仕事を取るのはとても大変なのですが、実際に仕事をしてみると「ああ、こういう風に仕事を取れば良いんだな」と思う日が来ます。

それは自分の中に蓄積されたノウハウなので、もし仮に自分の会社がどうにかなってしまった場合でも、仕事をして生きていく事ができる。そんな自信に変わっていきます。


これだけだと「いや、これってベンチャー企業の転職には何も貢献していないじゃないか」と思う方も居ると思うのですが、実際ベンチャー企業が仕事を取ってくるのって、この要素なんですよね。

ベンチャー企業のことは、『ニッチな市場に参入するための商品・サービスがある、フリーランスの集まり』のように思っておくと、すんなり受け入れられるのではないかなと思います。

特にスタートアップに近いほど、この要素は強まります。

そりゃあ企業の性格はありますから、必ずしも社員全員が自立してお金を稼げるかと言われればそうではない場合もありますが、基本的には自分ひとりでも生きていける人が集まっています。

少数精鋭なので、そうでない場合って会社が経営の危機に陥りやすくなります。どちらにしても、自分で何でもできるスキルを持っていた方が有利です。

プログラミングや英語などのスキルを磨き、倒産リスクに対応する

ベンチャー企業が他の企業と違って倒産しやすいのは、時間とお金をかけて作った商品の売れ行きが良くないと、それが会社経営へダイレクトに響いてくるからです。資金が少ないですから。

そこで、『商品が売れればそれで良いが、もし仮に売れなかったとしても最悪、別の会社に自分を売り込む事はできる』という状況・姿勢で望むことです。

これができると、ベンチャー企業への不安はかなり改善されるかなと。

ベンチャー企業はITが多いでしょうから、今で言うとプログラミングスキルはかなり重要になってきます。

後は、インフラの知識ですね。ネットワーク関係です。

この辺りは、比較的多数の企業で需要があります。

他には英語や中国語などの他国語を学んでおくことです。これは時間がかかるかもしれませんが、かなり堅実に自分を守ってくれます。大事です。

ここに書かれている事が全てではありませんが、とにかく会社が必要としやすいスキルを身につけることです。


もし今、特にこういったスキルもなく実績もなく、安定した給料を得られているのだとすれば、『転職しない方がいい』という結果になるかもしれません。

……でも、ここについては私、思うんですよね。

ベンチャー企業に転職しようがしまいが、将来的には危うくなるのではないかと。

『いつでも転職できる人間が、あえてこのベンチャー企業で仕事をする』というスタンスが、どこの会社にとってもインパクトがある働き方だからです。

自分が興味を持っている事から始めても一向に構いませんので、勉強だけは忘れずするようにしましょう。

ベンチャー企業に勤めている友人経由で調査してから転職する

最後は少し毛色の違う話で、『友人を頼る』というものがあります。

そもそもスタートアップに近いベンチャー企業ほど、資金力がないので人を雇うルートが少ない事が考えられます。

『企業側から見た就職ルート』

  • 安い……ホームページ経由、ハローワークなど
  • 高い……転職エージェント、掲載課金型広告など


ベンチャー企業なんて探せば沢山ある、と思う方もいるかもしれませんが、よく発見するベンチャー企業ほど、既に成功していて普通の会社と大差ないという環境になる事が多いのです。

ゼロから挑戦する事に意味を感じるのであれば、やはり商品の開発初期・成長途中に参入したいですよね。

ただ、上記のようにベンチャー企業は求職者側が発見できずに埋もれている場合があるので、そこで友人を経由するというわけです。

意外と、聞いたこともないような会社に勤めている友人が仕事を紹介してくれたりします。

そうすると、事前に会社の内側の情報などを聞いている状態で転職できるので、有利なことが沢山あります。

それでも、ベンチャー企業への転職は不安という方へ

実際にベンチャー企業へ勤めている身からすると、正直最近はどこの会社に勤めていても不安だろうなと思う事があり、あまり違いはないように感じます。

大企業の場合、『倒産』が『リストラ』に変わるだけだろうな、と。

結局どこの会社に所属していても、何もせずに不安材料がゼロになるという事はないんですよね。

前項までの内容で、ある程度不安を解消するための手段は伝えられたのではないでしょうか。

しかし、それでも。そうは言っても不安だよなと感じている方に、もう少し掘り下げて考えていきます。

不安の原因はどこにあるか

一度考えてみて頂きたいなと思うのは、『本当の所、自分はどういった面に不安を感じているか』ということです。

これは、『ベンチャー企業に転職してみたいけど』と思っていて、既に2・3年程度の時間が過ぎているという方に、より考えて頂きたいなと。


そもそも、現職に不満が無ければ転職なんてする必要はないわけです。


そこを「よし、転職しよう!」と一念発起しようと言うのだから、きっと何らかの不満があるはずですよね。

それと実際に天秤にかけて、『給料はどうか』『職種はどうか』と、ひとつひとつ探りを入れていきます。


なんとなーく、漠然と、「んーでも、ベンチャー企業って安定しないしなー」なんて考えながら、時間が過ぎてしまう人って居ますよね。

それって時間が過ぎていく事そのものが、非常にリスクなんですよ。


もちろん、行動するまでに時間が必要な人も沢山居ます。

なんとなく未来に意識を向けると言うんでしょうか。アレコレ思う事ってありますよね。

でも、現状に不満があって転職もしたいと考えているのに、行動しないというのは、転職の成功確率をどんどん下げる結果に繋がってしまうんです。

本当に2・3年経過してしまっている方は、今すぐ行動するよう自分に制限を設けた方が良いくらいです。確実に損します。

無理に自分ひとりで探そうとしなくていい

転職をするに当たって、自分で色々情報収集をするというのはとても大事なことです。

しかし、『料金がかかるから』『人とコミュニケーションしなければいけないから』といった理由で、転職に関係するサービスを利用しにくい気持ちになってしまう事がありますよね。

私も長くそう思っていたのですが、ヘッドハンターから声をかけられたので、良い機会かと色々体験してみました。


実際に体験してみて、転職サイトくらいは登録した方が良いかな、と思います。


自分で情報を探す手間が省けるだけではなくて、そもそも非公開の求人情報を送ってくれるメリットがあるんです。

なので、複数登録しておくと便利かなと。


転職サイトであれば基本的にはお金もかかりませんし、相手もけっこう親身に話を聞いてくれます。

転職エージェントは転職に至ることで転職先の会社から報酬を貰えるシステムだからです。

それも、ただ転職させればOKという訳ではなく、『転職後○年以内に退職した場合、報酬返金』というシステムもあるそうです。実際に、とあるエージェントの方から聞きました。

確かに、そんな状況だとしたら転職に手は抜けませんよね。

とりあえず転職希望者に片っ端から応募させて、どこでもいいから他社に突っ込むという作戦は通用しない訳です。……たまにそういう転職エージェントも居るみたいですが。



自分と相性の良いエージェントが見つかると、個人にどのようなスキルがあって、どういった部分を強みに使えるのかといった、新たな発見をすることにも繋がりますよ。

これだけで、転職の不安ってけっこう解消されるんですよね。

逆に言うと、別に今すぐ転職を決めなくても、もう少し今の会社で頑張っても大丈夫そうだなという目処も付いたりします。

結局、どこまで行っても転職はいつも不安

私は、自分の後輩にはよく、「他の会社に転職することを前提に、今の自分のスキルを評価した方が後々有利だよ」といった話をします。

もしかしたら反論もあるかもしれませんが、終身雇用が続々と危うくなっている今、どの会社に居てもどんなリスクがあるか分からないので、常にそう感じているんです。

そこで、こういった『仕事がなくなる不安』『会社が倒産する不安』などの要素を、どこで埋めるのか。

私の結論は、「とにかく色々試して知識を持つ」ことだなと。

なんと言っても、人生はアイデア勝負です。

新しいアイデア・発想を思いつき、自分自身の手で形にできる人が、いつの時代でも最も求められています。

結局、自分自身を成長させる事ができなければ、転職でもなんでも、不安は消えないなと。

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