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【IT業界】転職回数が多くても転職できる人・できない人の違い

ジェニファー

IT業界は転職が多いって聞くけど、実際の所は何回までの転職だったらOKなの?
転職回数が多いと、転職では不利なの?
採用担当の人、そのあたりを教えてほしい。



とあるIT企業で採用担当をやっています。ソフトウェア開発がメイン業務です。

転職回数って、多いと駄目って聞きますよね。でも、その具体的な回数というのは出て来ないものです。

それでは、実際の所は転職回数が多いと転職は不利なんでしょうか?

今回は採用担当をやっている立場として、こんな問題を解決していきます。

  • 転職は何回までなら面接で響かない?
  • 転職回数が多くても、採用に影響させない方法はある?
  • 1回も転職していない場合はどうなる?


もし今20代の方で、何度も転職を繰り返してしまっているという方がいたら、特に読んで頂きたい内容になります。

それでは、さっそく本編に進みましょう。



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【IT業界】転職回数が多くても転職できる人・できない人の違い

さて、いきなり『何回の転職なら、次の転職に響かないのか』という部分について、回答をお話したいと思います。


転職回数は、採用には特に関係しません。

特別なルールを設けていない限り、ほぼどこの会社でもそうではないかと思います。


転職回数は関係しないんですが、何を求めて転職をしたのか、という部分が最も大事なものとして扱われます。

『転職は2回までにしよう』なんて電車の中で話しているのを聞いた事がありますが、そもそも転職回数から人の人生を判断することはできないんですよね。

それでは、一体採用担当は何を見ているのでしょうか。

『転職した理由』が最も重要

結論、『転職した理由』さえしっかりしていれば、何回転職をしたとしても、採用の難易度には影響しないものです。

むしろ、そうではない場合は会社の方に問題がある可能性アリです。

たとえ5年で5回転職をしていたとしても、『最初の企業では○○に携わり、そこで××を会得しました。この会社では同じ業務が続くというお話だったので、次は~』といったように、理由がきちんと説明できれば「なるほど」という反応を貰えます。


転職回数ではないんです。転職理由なんですよ。


私も新卒で入社した会社って、ぴったり1年で辞めてしまっているんですけれども。

他の会社には『この会社では試験作業を主に受託していたので、商品開発の知識を得るために転職しました』と言うと、まあそうなんですね、くらいで終わります。


転職回数が多くて困る人というのは、この『転職理由』が自分自身のためになっている事が最も多いです。

この場合は、とても注意が必要です。

会社の雰囲気が自分とは合わなかったから。気に入らない上司がいたから。やっている仕事に価値を見い出せなくなったから。

こういった説明を転職の面接でしてしまうことで、初めてあなたの価値が下がります。

もし、パワハラがひどくてネガティブな転職をしたという場合でも、転職の場ではなるべく自分の経験を増やすために転職をしたという理由を作るようにしましょう。

それが本当に耐えられないほどひどいパワハラだったら、逆に言ってしまうのもアリかもしれませんが……。

半年にも満たない転職は避けるべき

あとは、半年に満たない転職ですね。具体的に言うと、3ヶ月なんかです。

こういった転職は、可能な限り避けましょう。

中にはどうしても、一刻も速く逃げなければならない会社というものはあります。なので必ずそうしましょうとは言えないのですが、できることなら半年以上は続けていた方が無難です。

どうしてそうなるかというと、半年以下の転職というのは、ネガティブな印象を与えやすいからです。

いくら転職回数は気にしなくて良いとは言っても、1ヶ月や3ヶ月で転職してしまっている場合、『何の身にもなっていないのに、個人的な理由で転職した』と捉えられてしまう可能性が上がります。

こうなると、転職の面接で『自分のキャリアのために転職した』と話しても、信じてもらえない可能性が出てきます。


もしこれが逆の立場で、仮にあなたが採用担当だったとして、半年未満の転職を繰り返して3年経過した人が応募してきたら、少し不審に思いますよね。転職10回とか。

なんでこんなに転職回数が多いんだろう。何かあったのだろうか。

最も勘ぐられなかったケースでも、最低このくらいは考えさせてしまいます。

それが、『短期間転職』の効果なんです。


と、こういった話をすると、「転職回数は気にするなと言ったのに、半年未満の転職は良くないなんて矛盾しているじゃないか」と思う事があるかもしれません。

でも実際、理由を作る事が難しいんですよ。

会社における1つのプロジェクトって、どんなに短くても半年くらいはかかります。

もちろん、2~3ヶ月のプロジェクトをどんどん回す会社もありますが(私の会社がそうですが)、入社して3ヶ月では、それらのノウハウを吸収し切る事は難しいかと思います。

そうすると、転職の面接でポジティブな事が言えなくなります。当然、相手の印象も良くなって行かないんです。

100%とは言いませんが、なるべく半年未満の転職はしないようにしましょう。

転職回数の多さを強みにする方法

ここまでの内容で、転職回数の多さは直接的に低評価を受けるモノではないという事が伝わっていれば幸いです。

しかし、前述しましたが転職回数というのは、間接的には影響を与える場合があり。それは、『就職後半年以内の転職を繰り返すこと』でした。

この辺り、もう少し深堀りしていければと思います。

転職は『プロジェクトごと』に行おう

もしあなたが転職を考えている場合でも、先々の事を考えるなら、できる限り『プロジェクトごとの転職』を意識すると有利に働きます。

つまり、『自分がその時に関わっているプロジェクトは完遂してから転職する』ということです。

もし転職したい理由がネガティブな要因であったとしても、やりかけた仕事は最後までやり切ってから転職する。

こう意識することで、たとえば転職の面接時にも自分の成果として「やりきった」と話す事ができるようになりますし、転職にネガティブではない、別の意味も生まれてきます。


就職・転職というのは、個人を会社に売りに出す行為です。そして、履歴書や職務経歴書というのは、自分の商品カタログのようなものです。

そういった意識でいれば、『どのタイミングで転職するのがより有利か』という問題に答えは見えてくるのではないでしょうか。


参考までに私が最初の転職を決意した当時は、やりかけのシステム開発の試験業務が3ヶ月分ほど残っていました。

残業が多く土日もない、かなりブラックな環境でした。

でもすぐに辞めることはせず、そのプロジェクトの任期が終わるまでやり切ってから、転職活動に踏み切りました。

それが功を奏したのか、3月末に退職し、次の日には別の仕事をスムーズに始められる事ができるようになっていました。


タイミングって大事です。自分ではなく、会社の都合に合わせた方が有利ですね。

そういう意味では、きちんとプロジェクトを終えられる単位であるなら、半年以内に辞めてもそう傷は付かないだろうと思います。

転職先を計画的に決めよう

これは、『ここまで無計画に転職を繰り返してしまった』という人に、より実践して頂きたい内容になります。

自分がどういう方向に進みたいのか、転職計画は立てた方が有利です。

と書くと、「いやー、転職計画って言っても、受かるかどうかも分からないしなー」と思う事があるかもしれません。

でも、転職活動をする前だからこそ、転職計画は立てた方が良いです。

転職計画を立てる時に、考える事は3つです。

  1. 最終的に、どういう人物になりたいか
  2. 今の自分が持っているスキルは何か
  3. 何のためにその会社を受けるのか


どうでしょうか。これって全く、転職の面接で聞かれる事と同じですよね。

転職計画を立てる時にはこれを自分目線で組み立て、面接先で話す時には、会社目線で話すんです。

こうすることで、自分と転職先の会社で、Win-Winの関係を作ることができます。


転職面接というのは、これまでの仕事を通じて成長した自分自身を売り込む行為ですから、基本的には『会社のため』になる理由を沢山述べたほうが有利です。

でも、「御社のために何でもやります! 貢献します!」と言うより、以下の方がより具体的で有利になります。

「私は○○を学びたくて、この会社を受けました。この会社では××という技術を扱っていて、私はそれに長けています。なので、御社に貢献できる事は多いと考えています」


これが、転職計画を考えておかないと話せないんです。重要です。

計画は先に立てるようにしましょう。たとえそれが、取らぬ狸の皮算用になったとしても。

IT業界の転職に回数は関係ないです

この記事を書いていて、やたらと転職を繰り返していた某友人の事を思い出しました。

その人は「上司が嫌だから転職する」という典型的なタイプで転職を繰り返していましたが、ある時落ち着いて、一定の仕事に留まるようになりました。

それを見て、『転職回数が多いから根気がない』という事はやっぱりないなー、と感じました。

キャリアアップとしての転職なら良いけれど、良い会社が見つからずに転職ジプシーになってしまうと辛いですよね。


もし転職に苦労しているなら、転職エージェントに一度相談してみるというのは良い経験だと思いますよ。

自分で探すよりも遥かに多くの情報を得られますし、無料なので損はしないはずです。

現場からは以上です。

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