IT転職

【IT】転職のベストなタイミングは『スキルアップ』と『昇進』です

ジェニファー

キャリアアップ転職を考えているんだけど、今の会社でどのくらい頑張ればいいの?
働こうと思えば際限なく働けるし、タイミングが難しいよね。
『このタイミングがおすすめ』というのがあったら教えて欲しいんだけど。



ひょんな事から、この問題に対するひとつの回答を手に入れたので、そんな疑問に答えます。



ある日、ヘッドハンターから声をかけられました。

特に転職の意志はなかったのですが、「収入アップの可能性がある」という言葉に心が揺らいだため、企業の情報を頂くことに。

結局転職はしなかったのですが、「あー、こういうものか」という感覚は掴めました。

ということで、『転職のベストなタイミングはいつ?』という問題に、私なりの回答を示していきます。

もちろん回答はひとつではありませんが、経験者の意見として参考にして頂ければなと。

Contents



スポンサーリンク


【IT】転職のベストなタイミングは『スキルアップ』と『昇進』です

結論、転職のベストなタイミングは以下の2点を達成したときです。

  1. スキルアップをアピールできるような仕事を達成した後
  2. 昇進して1~2年ほど経過した後


どうしてこのタイミングが良いのかというと、『転職で効果的に自分をアピールできるから』です。

単に転職を画策したとしても、やはりアピールポイントに乏しくなってしまいます。

こういった経験を持っていないうちは、たとえ勤続年数がある程度あったとしても、キャリアアップという意味では難しいかもしれません。

また、上記2点の可能性が始めからない会社については、早々に職を変えた方が良いと私は考えます。

スキルアップをアピールできるような仕事を達成した後

たとえば、大きな開発プロジェクトに参加している場合などは分かりやすいです。

関わっているポジションがたとえそれほど大きいものではなかったとしても、『完遂したプロジェクト』と『未遂のプロジェクト』では、天と地ほど与えるイメージが違います。

実際私が転職活動をしていた時も、積極的に自ら動いて結果を出した事は評価され、『言われた仕事をやっている最中』の話は評価されなかったです。


つまり、自分が何を考えてどう行動したかをアピールしなければならないと。


逆に言えば、どのような関わり方をしていたとしても、プロジェクトの全体を知っていて自分で動かしている自覚があれば、相手の印象はかなり変わって来ます。

これは、『資格を持っている』ことや、『特定のスキルがある』ことよりも評価される可能性が高いです。

何故なら、会社は自ら動いて結果を出していく人を求めているのであり、会社から渡された仕事をこなすだけの人というのはあまり求められていないからです。

たとえそれが優秀な学歴を持った人であったとしても、です。


その観点でいくと、『何かの仕事を達成した後』というのは強いんですよ。

達成した仕事は、転職するにあたって自分の経験値に置き換わっていきます。

途中で投げ出した仕事は、どんなものであっても基本的には減点ポイントにしかなりません。

過去にインフラエンジニアとして、とある業務スペースの作成に関わっていた知り合いが、途中で投げ出して転職を試みた結果、何もかもが中途半端になってしまって後悔した話を聞いた事があります。


どうせやるなら、最後まで。やりきってから転職を考えましょう。

昇進して1~2年ほど経過した後

これはすごく分かりやすい話なのですが、『今の会社で昇進』というのは全般的に強いです。

昇給はいまいち効果を発揮しませんが、肩書きの変化は強いですね。

これは何も転職だけに限った話ではなく、日常で仕事をしていく上でも、社内や社外の対応は明確に変わって来ます。


昇進は、将棋で言うところの『歩成』ということです。


とはいえ、こと転職の話になると、昇進してすぐに転職するというのはあまり有効ではありません。

昇進が効果的に働いてくるのは、『会社から認められた上で、その認められたポジションに一定期間以上居ても問題なく仕事ができた人』です。

この期間については個人的な意見になってしまいますが、私としては最低でも、1~2年くらいは居たほうが良いのではないかと思っています。

そのくらいになってくると、昇進した肩書きで仕事をしているんだという事が、誰の目にも明らかになってきます。

更に言うなら、『仕事を達成した後』というのを組み合わせるのもより効果的です。


キャリアアップを狙うなら、『もうこの会社では上に行けない』という段階で転職するのが最も強いです。

ただ、これには相応の時間がかかるので、ここが個人の裁量になるという所でしょうか。

外部から見た、IT転職に最適なタイミング

さて、ここまでは自分自身にまつわる転職タイミングについてお話してきました。

もちろん、転職に最適なタイミングというのは自分だけが抱えているものではないです。

転職先の会社についてもあるわけですが、これはどういった時期がベストなのでしょうか。


私がお話した某エージェントの人によれば、『1~3月』『8~9月』は求人募集が増加するそうです。


事実、私もヘッドハンターから声をかけられたのは3月頃でしたし、転職が活発になるタイミングだったのでしょう。

このあたり、詳しく見ていきましょう。

『1~3月』『8~9月』は求人が増えるタイミング

1~3月は新卒が就職のための準備をする期間ですが、同時に会社も新年度に向けて様々な施策を決定していく時期でもあります。

そのため、新たな人材が必要になる事も多く、求人が増えるのだそうです。


逆に、退職者が増えるのもこの1月から3月にかけての間です。

そういえば、私が前の会社を退職したのも3月でしたね……。

上記で言うところの、『仕事が完了した後』というのが3月である事が多いのも、理由のひとつになるのでしょうか。


8~9月は会社の決算期であったり、下半期に向けての人材を獲得していく段階で、3月ほどではありませんが、求人が増えるようです。

夏のボーナスが出た後という事もありますから、転職に向かいやすい背景があるんでしょうね。

退職するにもお金がないといけませんからね……。

求人は減るが、転職しやすいのは『4月』

さて、私がお話したエージェントの方によると、実は求人募集が多いからといって転職しやすいとは限らないのだそうです。

求人募集が多いということは転職する人も多いということで、競争率も上がるというのが理由です。


ふーむ。まあ、言われてみればそうなのかもしれない。


穴場は4月、つまり新体制に入った直後で、このあたりから転職活動を始め、下半期ごろの参入を目指して話を進めていくと、スムーズに転職できる可能性が高いんだとか。

私がヘッドハンターから声をかけられたのは3月下旬だったので、このあたりを狙っていたという事なのでしょうね。


向こうも転職してくれなきゃお金になりませんからね……。


ということで、まあ4月が最も最善だと言い切る訳でもなく、会社の動きに合わせた行動が成功を生みやすいよね、という話でした。

上半期と下半期に入社するつもりで動くというのは、新しい発想でしたね。これは使えると思います。


こんな所も合わせて考えていくことで、転職の成功確率を上げて行きましょう。

今つらい状態なら、転職タイミングに関係なく仕事を変えよう

ここまで『転職のタイミング』について見ていきました。

でも、キャリアアップを狙うなら意識した方が良いですが、そうも言っていられない時ってありますよね。

パワハラがきつかったり、心を病んでしまったり……。

ベストではないかもしれないけれど、結局は自分が転職したいと思ったタイミングに転職をするしか無いんだよなあ、と最終的には思うところです。

私も収入アップの転職案件を色々紹介して頂きましたが、最終的には転職しませんでした。

仲間がまだ育っていなかったですし、成長していく所を見届けたいな、と思っていたからです。

そう考えると、何も自分だけが理由ではないですよね。転職したい理由があれば、残りたい理由もあると言いますか。

今転職をしたい人が、うまく転職先を見つけられる事を願っております。

スポンサーリンク

-IT転職

© 2024 日々勉強。