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30代、ベンチャー企業転職前に知っておいて欲しい3つのこと

クリス

30代でベンチャー企業に転職しようか迷ってる。
今の仕事を続ける選択肢もあるけど、転職に挑戦したい気もしてるんだよね。
実際、30代って最後の転職チャンスとも言われるしなあ。
リアルな所ではどうなんだろう? 30代のベンチャー転職はあり?



こんな悩みを解決します。


私自身はずっとベンチャー企業で勤務しているのですが、そこで採用担当も担っており、ある程度『ベンチャーに向く人』『向かない人』の区別が付くようになっております。しかも対企業向け(BtoB)の商品を販売しているので、色々な会社の方とお話をしてきました。

こんな経験が、きっと誰かの役に立つのではないかと。

この記事では、以下のような悩みを持った方に向けて書きます。

  • 30代だけど、ベンチャー企業に誘われて行こうか迷っている
  • 自分のキャリアアップのため、ベンチャー企業に転職したい
  • 労働環境が激しく変わるのではないかと不安


転職は『あり』か『なし』かという平面的な話ではなく、読んで頂いている方の結論を後押しするような立場の情報になればな、と思っています。

それでは、本編に進みましょう。

Contents



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30代、ベンチャー企業転職前に知っておいて欲しい3つのこと

ただ『ベンチャー企業転職』と言っても、どこから転職するのかによって話が変わってくるのはよく理解しています。(大企業、中小企業、アルバイト&パート、ニート……)

なので、それらを加味した上で、私からお話できることは以下の3つです。

  1. ベンチャー企業の前提知識
  2. 労働環境(給料、残業時間など)
  3. 30代ベンチャー企業転職を見て思うこと


すべてオリジナルの体験に基づいた事からお話していきますので、もしかしたら『今ベンチャー企業で勤務しています』という方から見ると、相違する部分があるかもしれません。

一応、あくまでひとつの意見だという前提で読んで頂ければ幸いです。


ベンチャー企業の前提知識

まずベンチャー企業というのをざっくり、『新しい事業を新規に開拓し、マーケットシェアを取っていく会社』という風に定義していきます。

こうしてみると、ベンチャー企業がひとくくりにできない理由が分かると思います。『新しい事業』が全部同じ事業のはずはなく、事業によって会社の性格というのは、かなり様子が変わってくるからです。


でも、ひとくくりにできる特徴もあります。

それは、『資本・ブランド・人的資産』が大企業と比べて少ないことです。


そして、ベンチャー企業は皆一様に、この3つの要素を拡大するために事業を行っています。

ひとつの事業が成功すれば、また類似する別の事業を立ち上げる。このループを複数回行う頃には、会社の規模はかなり拡大され、資本金が1億円を超えると『中小企業』という枠を外れるというわけです。


ここから、分かることがあります。

それは、『資本・ブランド・人的資産』の拡張に貢献できる人間が優遇される、ということです。

こうして見ると当たり前のようにも思えますが、これは『仕事をする人のタイプ』に大きく影響してきます。

たとえば、単に仕事の進め方が適切だったり、記憶力があったり、コミュニケーション能力があったり。

決められた仕事をこなすのが非常に早い、いわゆる『頭が良い』人達は、大企業のようにタスクを分散して仕事をする上では、どんなケースでも確実に価値があります。

つまり、大企業では間違いなく重宝される人になります。

でも、これらがベンチャー企業で必ず通用するかというと、そうとも言い切れません。なぜなら『成果』に繋がらなければ、その価値が認められないからです。

そして『成果』とは、『資本・ブランド・人的資産』を拡張する上で、どこかに該当するということです。


具体的に言うと、どれだけ開発能力があっても、『商品を活性化させるアイデア』がなければ認められない事があります。

どれだけ営業能力があっても、『商品を自分で理解し、営業のマニュアルを自分で作り出すレベルでなければ』認められないかもしれません。


私は、大企業で名声を轟かせていたような人が活躍できず、あっさり退職になってしまう、という事例をいくつか見てきました。対話力もあって、本来はきっと仕事がうんとできる人だったのでしょう。

でも、いつも最後は「この会社が何を求めているのか、私には分からないんだよ……」と、がっかりして辞めてしまうんです。

ベンチャー企業にはそういった、『0を1にする』事が最優先になる状況がありふれています。これは明らかに『ビジネスが軌道に乗った後の会社』とは違う部分で、カオスです。

言わば、『全員が経営者』状態です。


もしも30代でベンチャー企業に転職することを考えているなら、まずこのカオスを理解できそうかどうか、考えてみても良いかもしれません。


労働環境(給料、残業時間など)

まず給料ですが、これは会社によってかなりバラつきがあります。

資本をある程度持っている会社であれば、人員が少ない状態なので、高い給料を払ってでも採用したいと思うケースがあるかもしれません。

ただ、その場合は既にビジネスがある程度回っている状態なので、スタートアップ企業ではない可能性が高いです。

逆に、今の給料が安かったとしても、会社のビジネスが成功さえすれば爆上がりする可能性もあるので、提示された給料の額面だけでは語りきれない部分があります。

給料が安いかどうかは、『会社が成功するかどうか』にかかっています。これは間違いない。


次に残業時間ですが、スタートアップ直後~商品がある程度浸透するまでは、残業時間はかなり多いです。

ここに時間をかけると思うように事業が伸びない事が多く、スタートダッシュがかなり重要だからです。

ただ、ずっと残業が多い訳ではなく、自分の手で会社を成長させていく感覚が掴めるようになってくると、残業時間にはメリハリが出てきます。

ここは会社の商品がどういうタイプかによるところで、『Webサービス』『サブスクリプション』などの安定しやすい要素が入っていると、残業時間が少なくなっていく事があります。私の場合はそうでした。


そして、まあこれは当たり前なんですが、よりスタートアップに近い所から会社に協力している社員が優遇されます。

厳しい時期を一緒に乗り越えた分だけ絆が深まるということです。

『大企業だと仕事が忙しいから、ベンチャー企業に転職して、うまく立ち回って仕事をせずに給料を貰おう』というのは、基本的には成立しないです。

そんな事を考えているヤツは居ないだろうって? ……いやー、まあ真実は伏せておきましょう。


休日出勤ですが、これもケースバイケースです。ベンチャー企業だから休日出勤があるのではなくて、事業が休日もサポートを行う必要があるから、休日出勤があるのです。

なお、社内規則はいきなり定まった状態でスタートする事は少なく、その時に居る社員に都合の良いようにうまく調整されていく事が多いように感じます。カオスです。

私は入社~3年目くらいまで、社内規則が書類としてまとまっている事を知らされていませんでした。すごい話ですよね。


30代ベンチャー企業転職を見て思うこと

実際に、30代の方を自分の会社に採用したことがあります。

それとは別に、当時私がまだ20代だった頃に、私の会社に30代で転職してきた方が数名おりました。

なお、今では1人も残っていません。


その理由は明確で、『与えてもらえる』という認識を欠片でも持っていると、期待を裏切られるからです。


私は自分の会社に人が転職する時、『この会社は自分の欲しいものは自分で掴み取らなければいけないよ』と必ず説明をするのですが、人は自分が思っている以上に、他者に依存しています。

しかも、『自分は騙された』といったような感想を持って、会社を去っていきます。


会社で働くということが、なんとなく『与えられた仕事をこなす→給料が上がる』ものだ、というイメージを変えられないのかな、と思います。

最も槍玉に挙がるのが『給料』ですが、社員に払う給料を決めているのは代表なわけで、代表の給料感覚で払われているわけです。

どれだけ仕事をしていようが、認められなければ給料は上がらないんですよね。


給料は、『労働』の対価ではないんです。『信頼』の対価なんですよ。


ここが分からないと、「自分はこんなに会社のために働いてやっているのに、何故か給料が上がらない」という、あまり生産性のない愚痴をこぼす事になってしまいます。


会社で最も重宝される人間は、自分で会社を立ち上げてもやっていける人間です。

逆に言うと、会社を立ち上げる事に貢献できない場合、その人間は重宝されない、ということです。少なくとも、スタートアップに近いベンチャー企業ほどそうです。

故に、行動できなければ信頼されることはありません。

実際、転職前に話して、それがダメだと思ったら転職しないべきだと話すのですが、どうもここが理解されにくい! のです。

上司から仕事がもらえないとか、説明が足りないとか、そんな愚痴を散々聞いてきましたが、そんな中私が思うことは、『相手も人間なので、余裕がない時は余裕がない』ということです。

会社を経営しているのも人間なんです。

あなたにとって居心地が良い会社にしたければ、あなた自身が会社に自分の居場所をつくるしかないんです。

ここができず、辞めていく人がとっても多いなと。結局仕事って、自分で作り出すしかないんですよね。

与えられた仕事って多くの場合単純作業になってしまうし、それの貢献度はやっぱり低いんですよ。


30代のこれから、ベンチャー企業に転職するために

今、大企業にいて安定した給料を頂いている方々にとっては、ベンチャー企業はカオスすぎる場所でしょう。

今、アルバイトなど労働の対価として給料を頂いている方々にとっては、ベンチャー企業は夢のある場所かもしれません。

私からお伝えしたい事は、以下の3つです。

  1. 自分で起業してもやっていけるスキルセットを学んでいこう
  2. 副業OKの会社に就職しよう
  3. 環境の変化に適応していこう


きっと、これらのマインドがベンチャー起業への転職の役に立つはずです。

順番にお話していきます。


自分で起業してもやっていけるスキルセットを学んでいこう

ベンチャー企業は、私は『お金のリスクを誰かが取ってくれている環境で、経営の本質に取り組める環境』だと思っています。

ところで、経営の本質ってなんでしょうか。ベンチャー企業を狙う時点で、『大企業でスキルアップして重役のポストに就く』という道を捨てている訳ですから、答えはひとつしかありません。

『資本なし・ブランドなし・人的資産なし』でも、世の中を生き抜くための知恵とノウハウです。

なしなし、なしの状態でもどうやって『資本あり・ブランドあり・人的資産あり』の企業に立ち向かって行くのか、その知識が学べる場所であることには変わりがありません。

それは、スタートアップ企業に寄っていくほど、その性質が頓着になってきます。


会社が潰れても、誰も助けてくれない場所で戦っている人がいます。

そして、大企業も安定しないと言われている昨今、1人ひとりがそういった戦いを強いられる状態が、そう遠くない未来にやってきます。

仕事がITによって置き換わっていく昨今、大企業が大企業である必要がなくなってしまっている企業も多いからです。

でも、自分ひとりで起業するというのは、お金のリスクを取らなければいけないので難しい! そこで、ベンチャー企業を通してその感覚を養うわけです。

そういうつもりで居ると、ハズレは少なくなるかなと思います。


副業OKの会社に就職しよう

第二に、副業OKの会社に就職すること。これはマストです。

ベンチャー企業は、大企業と比べて給料にかなり開きがあります。そして、倒産するリスクもかなりあります。

安定しない代わり、収入源を色々と分散させておくと、何があっても対応できるようになります。

私の場合は、以下を挑戦してみました。

  • フリーランスとして仕事を受ける
  • 貯金して、その資金を投資する
  • 資本ゼロから始められるビジネスを行う
  • ヘッドハンターを通して自分の市場価値を知っておく


もちろん、最初のうちは成功なんかしない訳なんですけれども、こういった事をゼロから始めて、5年後くらいには成果が出始めます。

そうすると、「あ、これ極端な話、会社潰れてもどうとでもなるな……」という気がしてきます。たとえその段階では、稼げていなくてもです。

色々な収入の得方があって、それに挑戦する方法を知っている。この状態が精神的な安定を生みます。そして実際、強いです。


こういった動き方ができるのは、『副業OK』な会社だけです。だから、ここはほぼマストですね。


環境の変化に適応していこう

ベンチャー企業で長いこと働いていると、周囲の変化に非常に敏感になります。

たとえば、競合他社の商品が成長してきているのを見ると、このままではいけないと思い、情報を漁るようになります。私の会社では、ほぼ全員がこういう状態になっています。

より新しい環境に適応できるように、自分自身を変えていくようになるというわけですね。

この意識が大切だと思っていて、同じようにベンチャー企業に就職している人でも、この『環境の変化に適応していく』という意識がないと、やはり会社を去っていく事になります。

ただでさえ、会社のビジネスには段階があるんです。

初期の頃は多少雑でもリスクを持って挑戦し、ゴリゴリ仕事をする人が求められますが、ある程度ビジネスが軌道に乗ってくると、落ち着いて仕事をし、安全な納期で仕事を決め、手順をマニュアル化して人に配るなど、冷静で堅実な人が求められるようになります。

それも過ぎていくと、自分より頭の良い人を雇い入れ、経営の体制をどんどん強化していく事が求められます。

いつまでも『自分はオンリーワンのナンバーワン』としてお高くとまっている訳には行かないのです。

私はそう頭が良い訳でもないので、あくまで謙虚に誠実にを目標にして、周囲の人達と繋がりを強めることで、会社の強化を図っています。

昔は私が真っ先に先陣へと切り込んで、炎上したプロジェクトをゴリゴリ終わらせる立場を担っていました。

仕事は、変化するんですよね。


常に、自分を改革していく

数名~数十名規模の小さな会社に居ると、『自分を改革していく』という意識がとても強くなります。

どんな状況でも、ひとたび会社が潰れれば自分のブランドはなくなりますし、一転して仕事を失い、ゼロからのスタートになってしまうからです。

今はWebマーケティングを主体として、ブログやTwitterに全力で挑戦している所ですが、今後はどうなるか分かりません。

わりと安定した会社に勤めている方からすると、『やっている仕事のわりに給料も低いし、なんか大変そうだなあ』と思われるようです。

でもね、この神経ギリギリの所で仕事をしていくというのが、おもしろいなと思うんですよね。

そういう意味では、ちょっと狂っているかもしれません。

『安定』なんて、この世にないですから。どうせなら、挑戦をしまくる人生でありたいと思うのですよね。


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