小説の書き方

ライトノベル系小説の書き方で絶対に知っておきたいポイント5選

ライトノベルを書いて公開し始めたけど、誰も読んでくれないという方向け。


最近は個人でもWebに小説をアップできる環境が増え、簡単に小説を読んで貰える時代になりましたね。

私は日本でインターネットが普及するわりと初期の方から自作ホームページで小説を公開していたのですが、正直当時のWeb小説なんて、相当に限定された一部の人たちのものでした。インターネットの成長速度ってマジ半端ないです。

こうして書籍・出版の時代からWeb広告重視の時代に変化してくると、小説も少しずつ、『出版社や編集部に認められた数少ない人たちのもの』から広がっていきます。

そこで、今回はWeb小説界隈で大きなシェアを獲得し続けている『ライトノベル』というものについて、Webで読まれるライトノベルを書くために必要なポイントを書いていきます。

ご参考までに私のステータスをお話すると、
Web小説で最も流行っている『小説家になろう』で50万字以上の長編を5本程度書きまして、
一番飛ばした作品のポイントはざっくり2万くらい、PV数で言うと970万くらいです。

出版の話も来ました。
本は出ませんでしたが、「あなたの作品は売れる」とわりと有名な編集の方に言ってもらえたので、良しとしています。

こう書くと何だか一見すごそうな感じがしますけど、世の中にはバケモノみたいな人が多くいるので、全然トップグループではないです。
なので、ここを既に超えているという方は本記事のターゲットではないと思っています。

どちらかと言うと、頑張って書いてはいるんだけど、箸にも棒にもかからないと考えている方のために、役に立てばと願っています。



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題材にこだわる(または、戦う土俵を選ぶ)

まず、徹底的に題材にこだわりましょう。

別に、過去に誰もやったことがない超画期的なアイデアを出そうという事ではありません。

むしろ、どちらかと言うと読者は既存の作品の延長線上にあるものを求めたがる傾向にあるので、誰もやったことがない超画期的なアイデアは、逆に誰からも読んでもらえない可能性が高くなります。

ではどういったポイントで題材にこだわらなければいけないかと言うと、それは『読者が求めている題材を選ぶ』ということです。

これはニュースなんかを読んでいくと、少し感覚が分かってきます。

ニュースって、画期的な誰も知らないネタを求めている訳ではないじゃないですか。人の知っている事に引っかかるように、切り口を変えたものを出している事が多いですよね。

それは、検索してくる読者が読みたいと思っているものを提供するために、そうしているわけです。

Web小説も同じです。「あれ面白かったなー」と思う人の知識に引っかかるように、切り口を変えたものが読まれていきます。

あとは上から順番に流し読みした時に、『おっ?』と思う条件を考えれば良いんです。

同じ題材でも、森を間違えると木は目立たないです。

具体的な例を出すと、昔書き始めた頃は、恋愛ものってわりと広く読まれるからオフィスラブを書くかと思い、『6しか出ないサイコロ』という話を書いたんですが、これはファンタジーが中心の『小説家になろう』ではウケが悪く、あまり伸びませんでした。

一方で、個性的な話が中心の『Arcadia』のオリジナル小説投稿掲示板では、わりとコアなファンが付きました。

つまり読まれる題材を選ぼうねという話なんですが、上記のように場合によっては土俵を変えてしまうというのもアリだと思います。

タイトルが最重要

このブログではあちこちで『タイトル最重要説』を唱えている気がしますが、それくらい重要です。

ブログ記事のタイトルは内容よりも遥かに大事という事を書いているブロガーさんが居ますが、同じ理屈だと思っています。

ここではっきりと言ってしまうと、オリジナリティのある、いわゆる『かっこいいタイトル』はほとんどの場合、読まれません。

タイトルをひと目見た時に「おっ?」と思わせるためには、なるべくタイトルの始めの方にキーワードを寄せていく必要があり、そういった事を抑えていくと内容重視のタイトルになってしまい、オリジナリティは出しにくいです。

実は、ここは私も苦手な分野なのですが、過去に編集さんとお話させて頂いた時の記事があるので、そちらをご確認ください。

参考売れる小説の書き方。プロの編集に聞いた話と体験から学ぶ3つのこと

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軽い文章を選ぶ

重厚な地の文、丁寧な表現、綿密な背景描写。すごく大事なんですけど、ライトノベルを書くならそれに『可能な限り短く伝える』という要素を追加しましょう。

昔、地の文が70%くらいを占めるわりと凝ったSFをWebで書いてみたんですが、1話から先に全くアクセスが進みませんでした。

それが、本質的には似たような内容でもギャグを混じえた地の文50%くらいのファンタジー小説にしてみると、圧倒的に伸びたという事があります。どのくらい違うかというと10倍以上違いました。

これら2つの事例から分かるのは、『Web小説の読者はあまり凝った文章を求めていない』という事です。

紙の本を読むならいざ知らず、Web小説の読者は通勤途中の行き帰りの電車内にいるサラリーマンとか、家事が一段落して保育園にいる子供を迎えに行く主婦とか、まあ要するに時間のない人がターゲットです。

勿論、重厚な小説でも伸びている作品なんて沢山あるんですけど、題材やタイトルが優れているとか、文章が重めでも先に読ませるテクニックが優れているとか、何かしら勝つための要因がある事が多いです。

そうやって戦うのもひとつ作戦としてはありますが、やはり王道は『読者に合わせる』なので、短くて軽くてモダンな文章が適していると思います。

短すぎない・長すぎない

これも上記の時間のない人に合わせる形となりますが、体良く通勤途中の時間に合わせて読み終えられるくらいの長さがベターです。

具体的に言うと、2000文字では少し少なく、5000~6000文字くらいがちょうどよく、行き・帰り合わせて1万文字程度までは許容範囲で、それより多いとアクセスが付かなくなっていきます。多分、途中で読む気が失せてしまうのでしょう。

この辺りは、ゲームをクリアしていく感覚で読ませる事を意識した場合、どの程度の長さが適しているかを研究すると良いと思います。

『今日はここまで読んだ!』というのは、読者にとってのひとつの達成感であり、読んだ時に達成感を覚える程度の長さが丁度いいのです。

おそらくジャンルによっても変わってくると思いますので、ここはひとつ『5000~6000程度』をひとつの目安として、それぞれの立ち向かう内容によって研究されるとより確実かと思います。

大きく分けると『問題解決型』か『日常型』に分類される

実はこれも編集さんから聞いた話なんですが、Webで公開されて出版に繋がる小説、ライトノベルの分類って、大きく分けると『問題解決型』か『日常型』に分類されるそうです。

問題解決型は、つまり主人公がヒーローになるタイプ。あらゆる問題に直面し、頭とかチート能力とか腕力で突き進むという、少年漫画的なアレですね。

日常型は、平和な世界を描いたタイプ。問題は少なく、くすっとできるような笑いがあり、物語のオチを丁寧に作っていくことで読者が伸びていくそうです。

ということは逆に言うと、自分の書いたライトノベルを大きく分類した時に、これら2つに所属できないものは伸びない(かも)と言い換える事もできますよね。

問題解決していないヒーロータイプ。

くすっとできないし、オチもない日常タイプ。

こういった内容になってしまっている場合、注意が必要かもしれません。……いや、あくまで読者を多く獲得したいなら、ですよ。

まとめ:ライトノベルだって読まれるための工夫は必要

よく純文学=高品質、ライトノベル=低品質みたいな括りで語られる事が多いですが、私はそんな事はないと思います。

Web小説=低品質というのも、参入障壁が低いから数が多いだけで、トップグループはいつもレベル高いです。

いや、ぶっちゃけ本音を言うと、昔は私も上のような認識を持っていました。なのでライトノベルに入る事はそれなりに抵抗がありました。

しかし実際に書いてみて、読者を獲得するためにあれこれ悩んだ今は、決してそうは思いません。

何事も、偏見は良くないですね。その道で本気で頑張っている人達がどういった努力をしているのかにフォーカスすることで、ある程度分かってくるという事なのかもしれません。

ということで、今回気を付けたいポイントは以下の5つです。

  • 題材にこだわる
  • タイトルが最重要
  • 軽い文章を選ぶ
  • 短すぎない・長すぎない
  • 『問題解決型』か『日常型』で考える

ライトノベルがWebで読まれないと悩んでいる方の助けになれば幸いです。

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