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ブログ記事の文体を最初から意識する必要はないという話

ジェニファー

ブログを書いているんだけど、文体は重要って言われるよねー。
私も文体については意識していこうと思ってるんだけど、最重要ポイントって何なのかな?
です・ます? で・ある? どうしたらいいんだろう。



こんな悩みを持っている方向けです。


Web小説を丸6年、ブログを丸5年書いていますが、何を書いても「くらげさんって……くらげ節だよね」と言われます。

そんなに変なのかと聞くと、どうもそうではないらしく。隠すために色々やりましたが、もう諦めました。文体が好きだと言われる事の方が多いので、まあだったらそれでも良いかなと。

ということで、この記事ではまだ文章を書き始めて日が浅い人向けに、『ことブログにおいては文体なんて意識しなくて良いよ』という話をしたいと思います。

より正確に言うと、『書く内容によって文体というのは勝手に変わってくんのよ』という話です。

この記事は、こんな人がターゲットです。

  • まだ文章を書くのに慣れていない
  • ブログを始めて100記事を達成していない
  • 文章を書くにあたり、何から意識すれば良いのか分からない



特に、まだブログを書き始めて100記事も行っていないという方は、ぜひ読んでみて頂きたいなと思います。

Contents



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ブログ記事の文体を最初から意識する必要はないという話

確かに文体は重要です。


文章には『セールスライティング』という技術があり、購買を誘導するため・行動を促すために書かれる文章というものがあります。

そんな時に文体が邪魔をしてしまって、肝心の中身を読んでもらえないという状態だとしたら悲しいですよね。

でも、ことブログにおいては、心配しなくても操作できるのって『です・ます』『で・ある』くらいなんですよ。そして、どちらが良いかと言えば最終的には、『です・ます』に落ち着くと思うんですね。

それ以外の細かい部分については、『記事を沢山書く』という都合上、捨て去るしかなくなる場合が多いです。

ポイント①:ブログは記事を沢山書く

少々フライングしましたが、ブログというのは記事をそれはもう、山のように書くものです。

『ブログは100記事からスタート』なんてよく言いますよね。ブログの1記事あたりが5,000文字くらいだったとして、それが100記事あったら50万字くらいですね。

小説の文庫本って、1冊あたり何万字くらいかご存知でしょうか。ざっくり、10~13万字くらいです。

たったこれだけで3冊分強ですよ。すごくないですか。

これだけ沢山の記事を書くにあたり、文体を気にしていたら記事を書き切れなくなって、ジ・エンドになってしまう可能性が高いです。昔の私です。

300記事あったら150万字くらいですよ。もうこの量になってくると、文体を操作するのなんてほぼ無理なんです。

ちょっと面白おかしい風にしてみようかなんて考えるとネタがなくてすぐに詰みますし、別人を装って記事を書いてみても、結局言いたいことが言えなくて詰みます。


ブログで自分を消すことはできないんです。


文体について我々にできることは、なるべく話し言葉にして、読者の興味を誘うようにしようとか、そういったベクトルです。

表面上の要素はそこまで操作できないものです。

それも沢山書いていくうち、文の内容に気を配る余裕が出てくるようになって、始めて操作できるようになります。最初は文章を書くので手一杯になりがちです。

そして、その『ベストな文体』というのは、勉強と訓練の中で、自然と身に付いていくものです。

ポイント②:『です・ます』の方がいい

次に、『です・ます』と『で・ある』のどちらが良いかという話なのですが、これはどちらかと言えば、『です・ます』の方が強いです。少なくとも、今のところは。

これが何故そうなるかというと、『で・ある』調というのは、読んでいく上でどうしても『上から目線』になりがちだからです。


上記でも少し書きましたが、ブログというのは基本、話し言葉が有利です。個人のメディアだからです。

多くの人がアクセスする環境で、『上から目線に受け取られる可能性が高い』というのは、実はかなり不利なことなんです。


論文のように堅い文章で書かれたものを積極的に読みたいと考える人は少なく、どちらかと言えばフランクで、文字の詰まっていないものを好む傾向にあります。

これはですね、フランクな文章と堅い文章で、実際に60万字程度の小説を書いて試しました。もうその差は明確でした。

どのくらい違いが出るかというと、アクセス数に100倍以上の差が出ます。

ネット上の文章は、フランクな方が多くの人に読まれます。これは間違いない。

そんな中、『で・ある』調で書こうとすると、どうしても文章に堅い雰囲気が出ますよね。

誰か友人と話す時、『で・ある』を使って話す人はどれだけ居るでしょうか。そりゃあ中には居るでしょうが、数は少なそうですよね。

吾輩は猫である、ではありませんが、ブログを書く時は他人に見せる事を意識して、『です・ます』を意識した文章にしてあげると、読まれる確率が上がります。

文体を意識する必要がないなら、ブログ記事で何を意識するか?

さて、ブログ記事の文体は意識しなくて良いというか、意識不能だよというお話をしました。

では、ブログ記事を書いていく上で何を意識するべきか? そんな話も合わせてしていきたいと思います。

まだ100記事に満たないという場合、最も意識して欲しい部分は、以下の3つになります。

  1. 得意分野を見つける
  2. キーワードから記事を作る
  3. 文章構成を意識する


私はここにフォーカスしていなかったがために、ブログのデザインやら表面上の言葉遣いやらばかりを気にして、ちっとも成果が上がりませんでした。

この3つが本質的な部分で、最初から最後まで考えなければならないことです。

1.得意分野を見つける

最初にやるべきことは、『得意分野を見つける』ことです。これなしには話が始まりません。

得意分野って、自分が思っている以上に見つけられていないものです。

たとえば私は今でこそブログについての記事を沢山書いていますが、ブログを書いて随分長い間、これが記事になるという事に気付いておりませんでした。

人の事ならいくらでも分かるのに、こと自分の強みとなると、すぐには気付かないものです。

ブログというのは200、300と記事を書いていかなければならないものですから、この『得意分野の発見』が非常に重要な要素になるのです。

得意分野が見つかっていないと、分かりやすく書けなくなるんですよね。何も書くことが無くなってしまうんですよ。

ブログを書きたいのに書けない。なんか書きたい事はあるはずなのに、いざ机の前に座ったら筆が一ミリも進まない、という事が頻繁に起きます。


だから、まずは得意分野を探すことです。


これをどういう視点で探すかというと、『他の人があまりやっていないことで、自分が長く続けていること』という視点でいると見つけやすいです。

2.キーワードから記事を作る

2つめは、『キーワードから記事を作る』です。これ、慣れないと結構難しいです。

キーワードというのは、Googleに打ち込んで検索する時の『検索キーワード』のことで、これは『キーワードプランナー』や『関連キーワードチェックツール』を使って調べます。

過去にやり方も記事にしました。詳しくは、『ブログ記事が思い付かないのは対話になっていないからです』を参照してください。

Googleで検索するとブログの記事が出てきます。その検索結果に自分のブログ記事が表示されることで、ブログは読まれるようになります。

だから、検索キーワードを狙って記事を書かないと、そもそもその記事は読まれるルートがないわけです。自然に検索結果に上位表示される事はほとんどありません。

だから検索キーワードを使って記事を作りたいのですが、これが結構大変です。

  • 検索キーワードを見ても、読者がどんな情報を欲しているのか不明
  • 思いのままに書けないので、記事の内容が歪になってしまう
  • 最初と最後で言いたい事が変わってしまう


こういった問題が、まあまあ頻繁に発生します。今でも気を付けています。

だから、まずキーワードを使って記事を書くことに慣れる必要があるかなと思うわけです。

3.文章構成を意識する

文体よりも、最初のうちは『文章構成』に気を配るようにしてください。

これは自分の型ができるようになると、色々な題材に応用ができるようになります。でも、始めのうちはそう簡単にはいきません。

ブログ記事の書き方には『型』という考え方があり、文章をいくつかの段落に分けて書くことで、全体の質を向上させたり、記事を書きやすくしたりといった効果があります。

詳しくは、『年間100万文字書く私が使うブログ記事テンプレート』をご参照ください。

これも、慣れるまではうまく使う事ができません。複数の段落で同じ事を言ってしまったり、冒頭とまとめで言っている事が変わってしまったりと、色々あるかと思います。

でも、『文章というのは複数の段落によって構成されているんだ』という意識を持っていれば、ある程度どんな場合でも整理された文章に仕上げる事ができるようになってきます。


表面よりも、中身の方が重要というわけです。


人の文章を読んでいる分には特に何も感じないけれど、いざ自分が文章を書く立場になってみると、『あの文章はこんなに整理して上手に書かれていたんだな』と驚く時が来ます。

でも、意識していなければその時は訪れません。

文章は頭から書く前に、まず始めから終わりまでで何を書くか決めておくのが大事です。それから肉付けをするように、文章を書いていくようにしてください。

自然にブログ記事の文体は完成する

沢山記事を書くようになってくると、『このテンポだと書きやすいな』、『この表現は分かりやすいな』といった癖が付くようになってきます。

これが最終的に『文体』という形で現れてくるんだな、と感じています。

だから、無理をして作っていく事はないんですよね。なんか色々試行錯誤してより良い文章を書くように努力した結果、最終的に他の人には中々書けない、オリジナルのものがそこに転がっている。

こんなイメージではないかなと。

ということで、『ブログ記事の文体は最初から意識しなくていい』という話でした。

自分にとって書きやすい記事のあり方というものを、追求してみてください。

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