ブログのプロフィールページを作ろうと思うんだけど、
どんな事を書いたら良いんだろう?
自分の経歴をまとめようって言っても、いまいちピンと来ないよ。
そんな人向けに、自己紹介文の書き方をお伝えします。
この記事を書くにあたり、『ブログの自己紹介についての書き方』や『著名なブロガーのプロフィール』などを色々調べてみたのですが、ちょっと難易度が高いなと感じたんですよね。とくに、自己紹介の書き方。
どれも有用だし書かれ方もとっても丁寧なんですが、超・初心者には難しそうだなって。
著名なブロガーのプロフィールはたいてい充実しすぎていて、ちょっと初心者には真似しにくいなと。
私は会社の採用担当でもあるのですが、事前に「こういった形で自己紹介をして欲しい」と説明してから面接を開始するようにしています。
そんな経験から、今回は『知識ゼロ』『スキルゼロ』『経験ゼロ』でも書けるブログの『自己紹介』についての書き方を説明します。
できるだけわかりやすく簡単に、3つのポイントに絞って書くようにしますね。
Contents
スポンサーリンク
ブログの自己紹介を知識・スキル・経験ゼロでも書く方法
まず、この記事がターゲットとするブロガーさんの想定像を書き出してみたいと思います。
- 普通に学校に通い、普通に卒業、普通に会社へ就職
- 大学では特別な経験なし、または大学に行っていない
- 専門分野として何かを研究した知識なし・スキルなし
- 目立つ活動実績なし
こうなると、何を書いていいのか分からないなと。そう思えるのではないかと思います。
それでもブログの記事が積もってくると、いつか自己紹介を書く時が来るかもしれません。
それをどのようにして書くかというと、こんな方法があります。以下の3点を網羅することです。
- 『目的』を語る
- 『背景』を語る
- 『行動』を語る
『目的』『背景』『行動』です。順番は自分が書いた中で、最もしっくりくるものが良いと思います。
それでは、詳細について順番に見ていきましょう。
ブログの自己紹介ポイント①:『目的』を語る
ブログで自己紹介を書く場合の『目的』とは、つまり『ブログを始めた理由』ですね。
どんなメッセージを届けたいのか。このブログの中で、『読者にどこを理解して欲しいのか』という、共感のメッセージです。
「まだドトールという喫茶店を知らない・利用したことがない人のために、全国のドトールを紹介する記事を書きたいと思って、ブログを続けています」こんな感じです。
もちろん、もっと長くて良いです。壮大なストーリーにならなければ。
とくに、知識もスキルも実績もないぜという場合、これが一番上に来ると、自己紹介の見栄えが良くなります。
読者目線だということが大事です。いかにストーリー調に仕立てたからといって、『私はこんな人間です』を全力で語るというのは、あまりおすすめしません。
自分語りが魅力を惹き付けるのは、自分語りに惹き付けるだけのエピソードがあるからです。無理に作ろうと思っても、中々うまく行きませんよね。
でも、ブログを始めた目的は誰もが持っています。それを語れば良いんです。自分の利益目的以外で。
自分の利益目的以外でと書いたのは、プロフィールが見られる順番的に、自分の事が全面に押し出されていると引いてしまうからです。
たとえば、仮にブログ記事が役に立って良かったなと。これを書いている人はどんな人なんだろう? と検索した時に、こう書いてあったらどうでしょう。
「俺はブログで稼いでやるんだぜえぇぇぇ!! うおおぉぉぉ!!」
ちょっと引きますよね。
なお、派手に書いたのですぐ分かるんですけど、意外と読者ってこういう部分はデリケートなので、高い目標がただ掲げられていても、『ちょっとな』と思ってしまいます。お互いに目標意識が高ければ良いんですけど、まだ温度差があるという事なんですよね。
温度差が縮められるなら良いんですが、実績が無い状態で温度差を縮める方法がちょっと私には思い付かないので、自分の利益に関するメッセージは書かないことをおすすめします。
『清濁併せ呑む』と言いますが、併せ飲むのは背景の項でOKです。
たとえば、会社の企業理念で『自社の利益が第一です!!』と書く会社はありませんよね。
『他の会社を蹴落としてでも、この会社が上に行くことを望みます!!』みたいな。これがドラゴンボールだったら、絶対に筋斗雲乗れない人ですよ。
ここは、清い言葉を書きましょう。
ブログの自己紹介ポイント②:『背景』を語る
ここが、『清濁併せ呑む』ポイントですね。背景です。
背景を自己紹介に書く目的は、書いている人間の事を理解してもらうためです。つまり『自己紹介』としての本丸なわけですが、ここも注意が必要です。わかりやすく一言で書きます。
背景の項では、『あなたがどういう人間か』より、『あなたのどこを理解してほしいか』で書きましょう。
そして、それ以外の部分は徹底的に排除しましょう。
これが、『年齢や生い立ちを書く必要がない理由』です。
たとえば歴史の教科書、あるじゃないですか。何年の何月何日に○○が起きた! 誰々は何年に誕生して、何年に亡くなった!
それでも良いんですけど、できれば『どういった目的で事が起こったか』とか、『この人は何を考えて、行動を起こしたか』の方がおもしろいですよね。
といったように、解説に歴史の偉人を持ってくると、「やっぱり実績がないと自己紹介は書けないんだ」と思ってしまいがちですが、『自分の好きなこと』にフォーカスしていくと、背景も語りやすいです。
たとえば、『私は○○というアイドルが好きで、ライブにも行くし、グッズは全部持ってます!』と書けば、そのアイドルが好きな人がリピーターになってくれます。
『マンガのワンピースが大好きで、ルフィの技は何の話のどこで登場したか全部覚えてます!』と書けば、ワンピースファンが友達になってくれるかもしれません。
そして、ここでは『失敗』も共感されるというのがポイントです。
「会社の面接30社受けても通らなかった経験があります」「○○にお金使いすぎて、破綻して実家に帰りました」というのも、背景として聞く分にはおもしろいエピソードですよね。
「週に3回カラオケに行きます。もはやマイクが飲めるほど歌い尽くしました」とか、「イタリアンのお店が好きで、○○というお店のメニュー全部食べ尽くしました。使った金額は○○です」とかも良いですね。
なんとなく、何もない平坦な人生のように思ってしまいがちですが、こうやって『特徴』を思い返していくと、意外となんでも出てくるものです。
『背景』は、『読者に自分のどこを伝えたいか』で書きましょう。
ブログの自己紹介ポイント③:『行動』を語る
最後は少し難易度が高いのですが、『行動』です。
これは、今実際に自分がどういった行動をしているのかを、読者にアピールしましょう。
ブログを書くことが目標なのであれば、読んでもらいたい自分の記事を書いておくと、アクセスが上がるかもしれません。何かに挑戦しているのであれば、それを語ってブログ記事にしていくことで、追い掛けてくれるファンが増えます。
大事なことは、『現在進行形である』ということです。
今やっていて、かつ注目してもらいたいポイントについて書きましょう。そのメッセージが、情熱の代わりになります。
「ブログは毎日8時に更新します!」や、「連続300日筋トレノルマ挑戦中です!」といった内容でもOKです。
こういった内容を書いておくことで、一部の読者はブロガーの行動を追いかけてくれるようになります。
たとえば、すごく有名な日本料理のお店があったとして、3年前に閉店したお店のメニューや写真などは、あんまり見たくないですよね。
それと同じで、ここは日々アップデートをしていく項目になります。
行動していく上で、多くは何らかの実績が残っていきますから、そういった事をどんどん書いていくのもいいです。ただ、放置して日付が古くなりすぎないようにしましょう。『もうこのブログは活動していないのかな』と思われてしまいがちです。
おすすめは、ブログ以外にメインで活動する事をひとつ、用意しておくことです。やっぱりブログって、メイン活動の情報公開的な目的で行われるものなので。
ただ、今行動している歴史が浅い場合には(ブログ開始3ヶ月とか)、とりあえず『目的』と『背景』だけで良いと思います。
頑張っていけば書ける事はどんどん増えていきますから、知識・スキル・経験ゼロの場合は、とりあえずこれらを積み上げていきましょう。
ブログの自己紹介は『読者目線』で
ブログの自己紹介について色々書いてきましたが、共通して言えることは『読者目線』だということです。
『私がどんな人間か』ではなく、『私をどういった人間として見てもらいたいか』から逆算して考えるようにすると、自己紹介というのは書きやすくなっていくはずです。
その上で、『目的』『背景』『行動』から考えることですね。これを意識したら良いのかなと。
言い換えると、『何のために、何が好きで、何がやりたいか』ということです。まずはシンプルに、ここを抑えましょう。
納得の行く、良い自己紹介が書けますように。