小説の書き方

【小説の書き方】魅力的なヒロインを描くために絶対必要な3つのルール

ジェニファー

とにかく、ヒロインが可愛くないって言われる……。
なんでだろう。何か原因があるのかな。
どうしたら魅力的なヒロインが書けるんだろう。




そんな疑問に答えます。



ヒロインが可愛くない・魅力的でない。よくある話ですが、解決方法が分からないとしんどいですよね。

私もWeb小説を長いこと書いてきているんですが、一番ネックになっている問題の1つにこれがありました。

とにかく、読者から見るとヒロインが良くないと。なんとかしろと。


試行錯誤を繰り返し、50人以上にも及ぶ数のメイン・サブヒロインを書いてきた身として、今回は『どうしたらヒロインを魅力的にできるか』という問題を追求していきたいと思います。

今、ヒロインがなんとなくのっぺらぼうになってしまう方。魅力的なヒロインを書きたいと考えている方は、ぜひ私の経験を踏み台にしていただければなと。思います。

話の趣旨上、どうしても個人の体験による部分が大きくなってしまうので、自分に都合の良い部分だけ吸収していただければなと。


それでは、さっそく本編に進みましょう。



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【小説の書き方】魅力的なヒロインを描くために絶対必要な3つのルール

私の現段階での結論として、魅力的なヒロインの条件は、以下3つを網羅することです。

  1. 主人公にしか解決できない課題を抱えている
  2. 主人公への無条件の愛または信頼、そして変化
  3. 減点ポイントがない(重要)


これらを網羅すると、魅力的なヒロインになる傾向にあります。

ただ、魅力的なヒロインのあり方って、男女によって大きく変わってきます。

女性向けの小説を書く場合はヒロインって主人公側になる事が多いので、書き方が大きく変わる事をご容赦ください。

ここで書く内容は、主に男性向けの作品に対するヒロインのあり方について考えていきます。

1.主人公にしか解決できない課題を抱えている

まず、ここは必須です。主人公にしか解決できない課題。

ここがあるかないかで、ヒロインの価値はかなり大きく変わっていきます。

ヒロインが複数いる場合は、メインヒロインとサブヒロインで扱いが大きく変わる部分でもありますね。


私が書く作品のヒロインは、基本的に『可愛くない』『ヒロインなんとかしろ』という意見を多く頂いていました。

しかし、その一方でかなり強烈に一部のヒロインにのめり込んでくださる読者の方もいて、その違いは何かと何度も別の作品でヒロインを作り、試しました。


そのひとつの答えが、これです。


小説の中にいる登場人物は、誰でも作品の中で展開し解決する、何らかの課題を抱えている事が多いです。

その課題が、本人にはどうしても解決できない。

主人公にしか解決できない要素で設定すると、それを主人公がいざ解決した時のヒロインの価値が爆上がりします。(主人公の魅力も爆上がりします)


そういったテーマで話を作っていくと、主人公とヒロインの絆もすごく強くなるんですよね。だから、話の展開を作る上でもおすすめです。

特にマンガやライトノベルなんかでは、この傾向が非常に強くあります。

2.主人公への無条件の愛または信頼、そして変化

もうひとつはこれです。無条件の愛または信頼。

経験上、これがないと他の何が良くても、『ヒロインが魅力的だ』と言われる事はありませんでした。

それほどに、主人公に対してのヒロインの距離感って重要なんです。


もちろん、話の中で最初から信頼関係がある形でなくてもよいです。

むしろ私の場合は、最初は主人公のことがあんまり好きじゃないんだけど話の展開の中でがらっと印象を変えていくというタイプのヒロインがやたら人気です。

『ツンデレ』というのが流行るのも、なんだかよく分かる気がしてきます。


小説というか、物語中においては、話のメインテーマを担っている存在って、やっぱり主人公なわけです。

それに対して、とても深い位置で話に密接に関わってくるのがヒロインです。

なのでどうしても、主人公との関係性は強くある必要があります。


例外として、たとえば推理小説で登場する『重要な関係者』ポジションのヒロインだとか、そういった形はあると思います。

必ずしも愛または信頼を持っているのが深い関係という訳では無いことは理解しつつも、私はそういう話を書いたことがないので、ここでは割愛します。


いずれにしても、「このヒロイン超好き」と言われるタイプのヒロインは、やっぱり主人公の事が好きです。

「好かれるから好きになる」理論が誕生しているのやもしれません。

3.減点ポイントがない(重要)

最後は、減点ポイントがないという部分です。

これめちゃくちゃ重要で、上記の1と2が成立していても、何かしらの減点ポイントがあると、読者から嫌われてしまう可能性があります。


私はこの世に完璧超人は存在しないと思っているので、何かしら欠点がある登場人物が好きです。

しかし、ことヒロインの事となると、そうではない方も沢山いるようです。

同様に、主人公の場合も『完全無欠でありたい』のか、『自分たちと同じような立場でもがいていたい』のか、好みが分かれる所ではありますね。

まあ女性向けのヒーローも、何かしら欠点があると嫌われる可能性がそれだけ高くなりますから、そういう要素は必ずあります。


マンガや小説の中でくらいは、欠点のないパートナーがほしい。

そんな考えを持っている方が、一定数居るということでしょう。



例外として、『長所に変換されている短所』の場合、欠点があってもスルーされる可能性が高いです。

たとえば天然ボケなんかは、『かわいい』に変換されると許容されます。

自己中心的でも強引に行くかっこよさがあれば、『カッコいい』となる可能性もあります。

なんだか入社面接のようですが、人の評価は第一印象で決まり、その後は減点方式です。

話の中で相当ダイナミックに動かさないと加点はないので、その点は注意ですね。

小説に書くと嫌われるタイプのヒロイン

さて、私の経験からお話できる、読者に愛されるヒロインの法則というのはこんなところです。

『これをやると良いよ』という事がお話できたところで、『これはやらない方が良いよ』という内容についてもお話していきます。

ということで、嫌われるヒロインのポイントを2つご紹介します。

  1. やたら主人公を振り回すヒロイン
  2. 活躍ポイントのないヒロイン


上記2点について説明していきます。

1.やたら主人公を振り回すヒロイン

特にWeb小説の世界では、好まれない事が多いようです。

……私はやりすぎなくらい振り回すヒロインが好きなんですけどね。残念ながら、あんまり気に入って貰えない事が多かったです。

特に『主人公のお荷物になるヒロイン』とか、『主人公を必要以上にいじくり回すヒロイン』とかはダメでしたね。

不快感の方が勝ってしまうのだなあと。私は悟りました。

上記で言うところの、『減点ポイント』に引っかかるようです。


ただ作風上、どうしてもこういったヒロインを入れたくなる事ってあると思うんですよ。

その場合は、主人公のネックになるのと同じだけの、大きな利点を入れてあげるとバランスが取れる事が多くなります。

ギャップは登場人物の魅力を引き立てるので、これはわりとおすすめできます。


一方で、同じ振り回す系のヒロインでも、主人公にとってメリットにもなっている場合は受け入れられる事が多かったです。

やたら主人公に興味を持っていて、ちょっかいを出してくるけど、主人公も別に悪い気はしていないとか。

このバランスを大切にすると、うまく行きやすいのかなと。

2.活躍ポイントのないヒロイン

これは絶対に気を付けましょう。活躍ポイント。

お話の中にどれだけ関わってくるか、とも言いかえる事ができます。


特に冒険活劇系の話でやってしまいがちなんですが、ヒロインが主人公のそばに『居るだけ』という風になってしまうケースがあります。

この場合、アクションシーンなんかで活躍させてあげたとしても、話のメインテーマに関わって来ていないので、魅力が薄れてしまいます。

表面上の派手さとかではなくて、物語の核に関わってきている、という事ですね。

たとえば、問題があるならそれを解決したいと思う立場にいるとか。もしくは、ヒロイン自身が問題の一部であるとか。

これがないと、ヒロインがのっぺらぼうになってしまう事が多いです。


私も長編の話を書く中では、わりとヒロインを空虚にしてしまいがちです。

これを解決するためには、やっぱりプロットを書くしかありません。

すべての登場人物が物語のメインテーマに関われるように、それぞれ別のことを考えて行動していく。

それが書けると、この問題はだいぶ解決されるように思います。

ヒロインの個性が大事

ということで、今回は読者に受け入れられやすいヒロインの形について、実際の体験上から書いてみました。

冒頭でも書きましたが、今回の記事は個人の体験上に基づく内容がとても多いです。

もし「そんな事はないだろう」と思ったなら、実際にヒロインを書いてみていただけると、もしかしたら別の解決策が見付かるかもしれません。


ヒロインの個性って、作品のカラーにものすごいインパクトを与えます。

家族なのかパートナーなのか、落ち着いているのか可愛らしいのか、はたまた大人の魅力があるのか……。

読者の事も大切ですが、書いていて楽しいヒロインを作ることが、結局最終的には受け入れられやすいヒロインになるのかもしれませんね。

現場からは以上です。

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