……あれ? 書きたい事があったはずなんだけど、また忘れちゃったなあ。
うーん。ネタ帳みたいなものがあれば良いんだろうけど、いまいち使いこなせない。
他の人はネタ帳ってどうやっているんだろう? 有効な使い方はある?
そんな疑問に答えます。
小説のアイデアは、ふと思いつくもの。そんな時、ネタを書ける場所が無いと困ってしまいますよね。
今回は、ネタ帳をどのように管理すると使いやすいかという視点で話をしていきます。
ネタ帳は小説と言わず、物語を書く人であれば誰でも利用するものです。
私もiPhoneを手にするまでは、小さなノートを持って、紙に書いていました。
ただ、ネタ帳というのは利用する上で様々な課題があり、それを改善するためにどうしたら良いかという事で、過去何度も悩んだ記憶があります。
代表的な問題は、『書きにくい』と『取り出せない』ですね。
この辺りのネタ帳問題をどう解決するかについて書いてきますので、良ければ最後まで読んでみてください。
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【小説の書き方】ネタ帳として使える有効なスマホアプリは○○です
ということで私の結論は、『Line』か『Google Keep』です。
この2つのどちらかであれば、日常生活を送る中で咄嗟にネタを書くものとして使いやすいです。
テキストエディタでも良いっちゃ良いんですが、ファイルの置き場に困ります。
ネタ帳というものは、整理されていなければ後から読み返す事ができないのに、咄嗟に書かないといけないから整理ができないもの。
こういったジレンマでできているんですよね。
紙のネタ帳を使う場合の限界
たとえば電車の中でネタを思いついた時に、紙とペンを取り出すでしょうか。
これは実際試してみると分かりますが、けっこう面倒です。
周りが混んでいると迷惑になってしまう事もあり、中々使えたものではありません。
だから駅に降りてからメモしよう……と思う訳なのですが、駅に降りる頃にはもう忘れています。
この瞬間的なひらめきと忘却。これが、アイデアの性質です。
自分の中でふと思いついた事は、基本的に何にも関連付いていません。だから、非常に忘れやすいのです。
夢を覚えていられないのと似ているかもしれません。
そもそも、ずっと覚えていられるのであれば、ネタ帳なんか必要ないわけです。
もちろん風呂に入っている時までメモできるかと言われれば、そんな事はありません。
彼女とのデート中にネタを閃いたからといって、その瞬間に何分も時間を取らせる訳には行かないです。
だから100%アイデアのすべてをメモすることは難しいかもしれないのですが、できる事ならもっとお手軽に、使いやすくメモしたいですよね。
紙しか無かった時代は仕方なかったのですが、現代は最高のテクノロジーが幾つも生まれていますので、もはや紙に頼る必要は1ミリもありません。
紙のネタ帳は何がいけなかったのか?
このことから、紙のネタ帳にはネックが2つあります。
それは、『片手で書けない』ことと、『読み返すのが難しい』ことです。
片手で書けない問題は、実はネタ帳という役割として、わりと致命的です。
ネタ帳というのはほとんどの場合、思いついた事を忘れないうちに必死で書き留める時に使います。
どんな時にそれが来るのか分からないですから、常時スタンバイできる必要があります。
上記の電車の例だけの問題ではなく、片手で電話している時やご飯を食べている時など、紙をさっと取り出すのが難しい状況は沢山あります。
もう一つ、読み返すのが難しいというのも厄介です。
24時間いつでもじっくり整理して書き留めるだけの余裕があれば良いんですが、学生・社会人、そこまで時間に余裕はないですよね。
そうして咄嗟に書いたものは、やっぱり乱雑になります。
そうすると、「あれ? あの時このシーン、アイデアがあったはずなんだけどな」と思う時に、サッと目的の場所を探せないんです。
これは、あまり効率が良いものではありません。
アプリを小説のネタ帳として使う手順
さて、ここまでで紙のネタ帳を使う場合のデメリットについては、説明できたかと思います。
もちろん悪いことばかりではなく、『フリーハンドで書けるので表現できるものが多い』ことや、『自分の手で書くことでより記憶に定着する』といった利点はあります。
紙のネタ帳でもメモしたい時にメモできる生活を送っている方であれば、紙がベストアンサーになることも十分あると思っています。
ここでは、私のような社会人や学生の方が、より身近にネタ帳を置いておく手段として、アプリを使う方法について書いていきます。
アプリの利点は『片手』と『検索』
さて、冒頭で『LINE』と『Google Keep』とお話したのですが、これには理由があります。
この2つは、『片手で使いやすい』、『検索ができる』という2つのメリットがあります。
その一方で、基本的にはテキスト中心になります。たとえばキャラクター相関図や背景のラフなど、手描きでやりたいモノを管理するのは難しいです。
このあたりは、紙のネタ帳と相反する性格を持っていると言えます。
でもこれが、仕事や勉強をしながらネタをメモするのに使えるんですよ。
アプリは、ネタ帳としてすぐそばに置いておける
ネタ帳を常時置いておくのは厳しいです。
ごはん処では紙が濡れてしまう可能性があるのでおいそれと出すことは難しいですし、お風呂やトイレも難しいですよね。
でも、スマホであればこんな芸当も可能です(使うかどうかは別としても)。
最近のスマホは防水対応しているので、雨の日でも安心して取り出せます。
メモする時は片手でささっと、まるで友人にLINEを送るかのような気軽さです。
候補にLINEも挙げていますからね。
電車の中でも歩いている最中でも、ポケットにスマホを入れてさえおけば、さっとメモできます。
これが、日常生活の中にけっこううまく溶け込むんですよね。
いまいち想像ができない方は、自分の肩に常時、会話できる相棒がいると思ってください。
ちょうどピカチュウが喋るみたいな感じです。
まるで記憶できる領域が2つあるかのようです。使ってみると、意外と便利なものです。
LINEとGoogle Keepの使い方
LINEは自分ひとりのグループを作って、そこにガンガン書き込んで行けばいいです。
これは何もネタ帳に限った話ではなく、英語学習などでも最適な方法だとして、提唱している本があるくらい効果があるやり方です。
PC版LINEを導入すればスマホ←→PC間の情報のやり取りも一瞬で、なんと検索機能も使う事ができます。
こうしてメモを取って、家に戻った後で小説のプロットに反映させれば良いというわけです。
一方でGoogle Keepは、アプリを開いてメモして、色を決めればOKです。
Keepを使うメリットとしては、Chromeを使っている方であれば、タブ分けができるという所です。
LINEほど毎日見る画面ではありませんが、癖が付くと使いやすいです。
実際私はLINEよりもKeep派なのですが、『Category Tabs for Google Keep』というChrome拡張機能を入れれば、色ごとにタブ分けして表示してくれます。これは大きいですね。
検索ももちろん可能で、アプリネタ帳としての機能は網羅されているかな、という感じです。
このように新しいアプリを導入することで、メモをするハードルというのはどんどん下がっていきます。
思い立ったら即実行、が体現できるというわけです。
小説のネタを思い付いたら、即メモする
こんな感じで、実際にスマホのアプリを動かして即メモする習慣を付けていくと、自分の発想したアイデアを思う存分使い倒す事ができます。
私としては、フリーハンドという魅力よりもお手軽さですね。スマホアプリを使った方が良いかなと。
もちろんフリーハンドで描きたいシチュエーションって多いですが、どちらかと言うと席に座ってじっくり、という感じですからね。
まあ場合によっては、紙とアプリのハイブリッドという選択肢もあるかもしれません。
前述したのですが、ネタって一度思い付いても、すぐに忘れやすいです。
もしもネタ帳を付ける習慣が身につかないのであれば、まずはお手軽なアプリという作戦で始められてはいかがでしょうか。